一ヶ月ほど前に東京の家の隣の競馬新聞「勝ち馬」の旧社屋ビルの取り壊しが始まった。凄い騒音と振動だ。地震なのかブルド-ザの起こした振動か分からないで慌ててテレビをつけたことも3度や3度ではない。
この一ヶ月で6階建ての地上部分は殆ど壊し終えた。これからが騒音振動ともに本番だ。土台部分は頑丈に作られているので中々壊れないからだ。ここには競馬新聞の輪転機が置かれていたので殊更に頑丈に作られていたと勝ち馬の社長が言っていた。
あまりの騒音で、ボーズのノイズキャンセラーを買った。結構これは効いた。轟音が蚊の鳴く声の様になってしまう。効果は抜群だ。
ここに限らず千代田区の界隈は再開発が盛んだ。今回の直下型地震で震度7の発表があったのでこれから耐震性を確保するために再開発が盛んになるはずだ。それにしても都心に低層のビルや木造の一軒家が結構多いのには呆れる。東京都が都市を管理する能力がない証だ。都知事も年取りすぎて都市の将来ビジョンを描けなくなってしまっている。家業の政治にいそしんで芥川賞では受賞者に批判され選考委員を降りたのは未だ幾らかプライドが残っているのかと僅かに評価した。
パリでは21区内に一軒屋は許されていない。危険な木造の一軒家は直ぐに取り壊すべきだ。