平成23年度事業として行われたMETIクラウド推進事業のWG報告会がベルサール八重洲で開催された。METI事務局の方のあいさつの後、3つに分かれたWGのそれぞれからこの1年間の事業について成果の報告がなされた。
私が所属したWG2は人材育成で今年のテーマはITベンダーの人材育成がテーマだった。私が所属するNPO法人「ITパートナー協会」JASIPAでもちよだプラットフォームスクエアで「激変する環境を勝ち残るIT企業戦略」のテーマで研修会を行った。
この成果発表会では静岡で行っていた「夜間CIO BCPセミナー」を中心に掛け合いで報告がなされた。4人のユーザCIOを3人のベンダーSEが囲んでチームを作り、一緒にBCPプランを議論しながら作成するものだ。ここでは議論の中心になるユーザCIOが極めて重要だ。発表チームでは建設会社の常務さんがCIOで積極的に発言し、この研修で提示されたポイントを自社に持ち帰り翌週には実行に移したものも幾つかあった様だ。これはSEの士気も高めCIOも遣り甲斐を感じたはずだ。発表はCIOとSEとの掛け合い漫才で行われ、大変印象的だった。静岡から関西は始まっていることが分かった。
5時で一旦報告会は終了しそのあと同じ会場で3WG合同の反省会兼METIへの提言の会が開かれた。この企画をして分かった良かった点や反省点・問題点などが各WGのメンバーから提示された。ロの字型の机配置だったが人が多すぎて対面は霞んでいた。対話型の会議は不可能だった。それでも皆良く意見を述べていた。
事業の継続を希望する声が多かったが単年度予算を校是とする今の制度を前提にする官庁側からは何の反応もなかった。METI自身が一番困っている張本人だと同情した。この様な大きなテーマでのプロジェクトは一年でま無理なのだ。最低でも3年は要る。