夏休みでパリ10泊旅行4(ルーブル、装飾美術館、パレ・ロワイヤル他)

Pocket

今日は一寸早起きしてルーブル美術館へ行く事になっていた。早起きとはいってもやっと9時ごろに起きてホテルの近所で食事をしてルーブル美術館へ向かった。歩いて10分弱で近い。今回は大分人が少ないようだった。ピラミッドではなく特別の入口からすんなりと入れた。

とは言っても中は大混雑でルーブル3点セット「モナリザ」「ミロのビーナス」「サモトラケのニケ」の前は行列が大変だった。特に「モナリザ」の前は大変だった。絵が小さく見える範囲も狭い上に警備も厳しく更に最前列へ行くと全員が色々なポーズをとって記念撮影をするので時間がかかる。ホーチミン廟みたいに見学者を立ち止まらせないような厳重な監理はしないので延々と時間がかかる。

ルーブル入口のピラミッド下

エントランス

ルーブル宮殿

ミロのビーナス4態(人が多くまともには写せない。一番出来と思って左端の写真にも誰かの頭が写った。)

サモトラケのニケ4態(これも人が多くまともには写せない。オマケに逆光で暗い。)

モナリザ4態(これは最も人が多くまともに近寄れない。オマケに見る場所が狭く絵も小さい。真ん中の縦長の写真はカメラを掲げて感で写したら絵が曲がってしまった)

ルーブル内のナポレオン3世宮殿(実はここにはナポレオン3世は住まず、宰相が住んでいたそうだ。洋の東西を問わず官僚はこすからく狡猾だ。内装や家具の日焼を防ぐために部屋は暗くしてあった。ナポレオン3世は派手好みなので豪華絢爛だ。)

ルーブル美術館の回廊

次いでルーブルと同じ敷地内にある服飾美術館と装飾美術館を見た。野菜などの蝋細工があった。これはどうしても日本にはかなわない。ステンドグラスが綺麗だった。ここは写真はお勧めではないので余り上手く写せなかった。

入口近くで特別展が行われており別料金とのことだった。高いので入るのを止めた。フェラーリのクラシックカーなどビンテージカーが10数台展示されていた。2階から良く見えたので写真を写した。

出たら2時を廻っていた。ルーブルは見るものが多く幾ら見ても時間が足りない。しかしこんなに混んでいては落ち着いて見てはいられない。

ついで近くにある映画「シャレード」で有名になったコメディーフランセーズとパレロワイヤルを見に行った。どちらも工事中で見られなかった。完成は2年後とのことであった。多分2年では出来ない。この国には納期はない。

この近辺で昼食をと考えていたが適当な店が見付からなかったので、オペラ座近くまで歩き、JCBプラザで情報を取った。オプショナルツアーの話やジベルニー行きのSNCFが工事で途中はバス運行だと聞いた。インターネット接続PCが使えたのでメールチェックをした。かなりメールがあり返事を書いたら使用制限時間をはるかにオーバーした。オペラ座に近い一等地に日本語で何でも済ませられるところ(JCBプラザ)があるのは心強い。通りの向こうにはカルチエのお洒落な日除けが見え窓辺の花も綺麗だった。

JCBプラザ界隈

ついでにオスマン通へ行き、デパート老舗のオ・プランタンとギャルリー・ラファイエットを覗いた。

オ・プランタンとガラスのドーム(今は高級レストランだ。これを目標として行ったので何枚も写した。綺麗なステンドグラスのドームだった。満足!)

妻がJCBの係りの人から魚料理の美味しい店を紹介して貰っていた。比較的近いので一旦ホテルへ帰り、ビールを一杯引っ掛けてそれから店を探しに出かけた。おぼろげな印象で行こうとしたが店の名前も住所も見せカードもなかったので幾ら探しても無駄だった。

仕方ないので「るるぶ」にあったムール貝の専門店「レオン・ブリュッセル」へ行く事にした。ジョルジュサンク駅近くのシャンゼリ-ゼに面した立派な店で何人か並んでいたが2人だったので直ぐに入れた。出てくるまでに結構時間がかかった。2品オーダーした。ムール貝を蒸したものとグラタン状に料理したものだ。蒸した料理の方が美味しかった。結構人が入っているのには驚いた。シャブリを飲もうかと思っていたが勿体ないのでビールにした。後で分かったのだがこの店はメトロの至る所にポスターを出しているおのぼりさん用の店だった。

ビールも含めて合計6千5百円程度だった。余り高くも安くもない。昼でも夜でもレストランへ入れば2人で8千円くらいは掛かるので安い店の範疇に入る。美術館その他全て物価は高い。スーパー等へ行けばそれなりの価格なので自炊が一番よさそうに思えた。ムール貝の店で7ユーロのチップを払ったら「Thank You Very Much Indeed」と言われたので払いすぎたことが分かった。帰りの途中でシャンパーニュを買って帰り、ミニバーに保管、チーズで一杯やった。