予定に無かった連休の「日光観光」

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今日は尾瀬の片品村で眼を覚ました。朝お天気は上々だった。朝一でプティホテルの近くにある樹齢400年ともいわれ「天王桜」を見に行った。一寸分かりづらかったが20分ほどで着けた。なかなか立派な桜だ。残念ながらまだ3分咲きだった。三脚を立てカメラを構えた人達が何人もいた。朝快晴だったのに曇ってしまい皆お日様待ちの感じだった。

近くに規模は小さいが水芭蕉と座禅草の群生地があった。そこには三陸海岸からのここ尾瀬の片品村へ来ている被災者への励ましのメッセージがあった。

尾瀬から日光へのルートには残雪が沢山

途中、「竜頭の滝」へ立ち寄り、戦場ヶ原を右に見て中禅寺湖畔まで走った。

歌が浜の駐車場へ車を置いて、イタリア大使館別荘記念公園まで歩いて行った。結構遠かった。杉の皮で外装を覆った和洋折衷の建物で面白い造りだった。一国の大使館別邸にしてはかなり地味な作りだ。

この後昼食をと思ったが適当なところが無く先にいろは坂を下って、日光田母沢御用邸公園へ行きその近辺で食事をするところを探すことにした。

日光田母沢御用邸は紀州藩の別荘の一部を天皇家が取り上げたものだそうだ。日光は徳川の聖地であり、新権力者となった明治政府は天皇の名前で正にこの地に御用邸を作りたかったのだろう。明治維新のパワーシフトで色々なことが起こったが、これもその一環だろう。戦争に負けると悲しいことが沢山起こる。

御用邸の周辺には蕎麦屋が2軒あった。一軒は高くて不味そうだった。もう一軒は沢山の人が待っていた。先に御用邸公園へ入ることにした。何か食べる所があるかも知れない。しかし甘味処があるだけだった。仕方が無いので早めに廻って、車窓から食べ物屋を探したが何処にも適当な店がなかった。東照宮へ行き近辺で探したがここでもなかったので、先に東照宮を見物した。見物した後、参道の近辺でお土産屋みたいな店でカレーライスとそばを食べた。やけくその最悪の昼食だった。不味いし高い。日光の印象も最悪だ。

基本的に地方では地場の人たちに外食する習慣がないのでお店も少ないし、たまに来る観光客からボル以外に手がない。勿論そんな割の悪い店に地元の人が来るはずはない。

日光「東照宮」には多分20年位来ていない。本殿は修復工事中だった。東照宮の派手なしつらいだが面白いと思った。テレビで日光が「何時もは10万人来るところが5千人しか来ていない」と聞いたので急遽来てみたら結構沢山の人が来ており「東照宮」は混んでいた。「風評被害同情」観光客が沢山来たのかも知れない。何はともあれ、世界遺産の日光「東照宮」は大切な国際観光資源だ。

しかし周りにこれ以外に何もない所は滞在型の観光資源としては貧し過ぎる。国際観光に国として力を入れるのであれば外国人目線で色々チェックして「総合的に観光を演出」することが必要だ。昔からの「東照宮」のご威光に頼りきっている地元の老舗はホテルも含めて変革を怠けており外国人・若者の注意を引かない。今回私たちが泊まったホテルは楽天の顧客満足度NO1のホテルを選んだ結果だ。某Kホテルはネットの世界ではお呼びではない。

午後3時半過ぎに不味い昼食を取って第2いろは坂を登り、直接中禅寺湖畔のホテルへ行くことにした。ホテルは中禅寺湖の中心地「立ち木観音の鳥居」のすぐ近くだった。4階建ての新しいホテルだ。超高級とは言えないが中禅寺湖に面した温泉の出る立派なホテルで、「ホテル花庵」という。

部屋からの中禅寺湖の眺めは格別だった。今日以外の連休は全て満杯だった。妻が楽天で予約した。楽天ポイントもあるので一寸安く泊れる。温泉へ入ったら菖蒲が浮いていた。そうだ今日は『こどもの日』だと気が付いた。そういえば明日の帰りの高速の混み具合が心配だ。

編集後記

翌日は華厳の滝も見ないで、10時に日光を出発したら、高速道路が比較的空いていて、12時前に九段まで帰り着いてしまった。お疲れ様!!