社外監査役を勤める会社で海外現法監査1(台湾)

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始めて社外監査役を勤める会社で海外現地法人の監査を行うことになった。成田を午後の便でたち台湾へ行った。東日本大震災の後だったので成田は日本脱出の外国人で溢れていた。通常は数パーセントの外国人比率が何と90%を超えていた。中国南西航空のカウンターには1km以上の列が何時までも出来ていた。「こんなに多いのか」と思ったらキャセイ航空は隣りで列は並んでいる人も少なかった。

日本脱出組みの外国人で溢れる成田空港

会社が配慮してくれてビジネスクラスを用意してくれていた。フルフラットの席だが寝てる暇はない。直ぐに台北へ着いて空港からは結構遠いホテルへチェックインした。ビジネス旅行にしてはまあまあのホテルだ。

次の日は早朝から台湾の会社の監査を行った。幸いにここの責任者は日本語が達者なので監査は日本語で行われた。

台湾の会社はまだ出来てから日が浅いので監理その他ばらつきが多い。責任者の個人的な能力の範囲内で経営や管理が行われている感じだ。これからの拡大発展のためには土台を確り作っていく必要がある。幸運にも責任者には信頼できる優秀な人になって貰っている。社員もみなまじめで勤勉そうだ。

倉庫会社の近くにあるビーフン専門店、結構沢山の人が食べていた。弾力性のある団子が美味しかった。団子の中味不詳。

午後には在庫の状況を把握するために、倉庫を見ることになった。サプライチェーンを短くするために顧客である世界最大級のファウンドリーの直ぐ近くに倉庫があった。顧客が厳しいので倉庫の管理は徹底しており、クリーンでコンピュータ管理が行き届いていた。

広大なファウンドリーの工場

ファウンドリーのある工業団地(科技公園)中央部はもっと綺麗だったが車の移動が速く写せなかった。緑が多く正に公園という感じだった。ここには日本の工業団地のような無味乾燥な場所とは全く違った上質な空間があった。工場の規模も桁違いだ。「負けた」と思った。多分自民党55年体制のせいだ。

広大な倉庫(ファウンドリーのすぐ近くにあり、至急品も即座にデリバー出来る様になっている。ユーザが厳しいので管理も行き届いている。)ここで在庫リストと現品の照合をした。

次の日は朝早く起きて、9時のキャセイ便で香港へ向かった。結構きつい一日だった。