長男に孫が生まれて九州へ4(中津~青の洞門・羅漢寺・耶馬溪)

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今日は12時までに福岡空港のジャパレンヘ車を返すことになっている。7時に早起きして食事も和食を早く済ませて観光へ出発だ。そんなに時間をかけずに青の洞門へ到着した。

トンネルがあるなと思ったらこれが「青の洞門」だった。先の駐車場に車を止めて、歩いて僧禅海がノミと槌だけで30年かけて貫通させた洞門を見た。余り感銘は受けなかった。僧禅海が掘ったトンネルよりもはるかに大きいトンネルが隣を走っており多くの車が凄いスピードで通り抜けていることに感動した。深く辿っていけばこれも皆僧禅海のお陰なのかも知れない。良く分からないが・・・

この後、羅漢寺に寄って「五百羅漢」を見た。ここも高い所にあるがリフトがあるので比較的楽に上がることができた。645年にインドの僧法道仙人が開基したと言われており、五百羅漢の他に千体地蔵などが安置されていた。いわのすきまにせっちされた建物は皆素晴らしかった。景色も眺望も絶品だった。迫害された訳でもないのに何故このような辺鄙なところへお堂を建てたのか不思議に思えた。インドの何処かに似ていたのかも知れない。

有名観光地は勿論、有名ではない野辺にも美しい花や風景が楽しめるのがレンタカードライブ観光の強みだ。

今回の九州観光の最後は耶馬溪の奥の院「一目八景」だ。素晴らしい所だが誰もいなかった。お店も閉まっていて水も飲めない感じだ。奥入瀬渓谷などは若葉も売りにしているがここは紅葉だけを売りにしており、ホテルとかの人に「耶馬渓に行く」と言えば、決まって「秋がいいんですけど」と帰って来た。秋が百なら春だって50,60の魅力はあるはずだ。奥入瀬をもっと研究することだ。町興しと言っても自分では何もしない人が多い。他力本願に慣れきっているのだ。ここだってもっと綺麗にすべきだ。渓谷のゴミを取り除くとかやるべきことは幾らでもある。

奥耶馬溪からやまみちをつっぱしり、玖珠ICで高速道路に乗り、これも大変なスピードで突っ走って、福岡空港近辺へ12時15分前に着いた。ガソリンを満タンにして空港直前のジャパレン事務所へ返却したら12時を15分ほど廻っていたが「精算は何もありませんから」と言われて、JALカウンターへ向かった。午後2時発で4時過ぎに九段の我が家へ帰り着いた。お疲れ様。

今回は余り行っていなかった大分県の臼杵・国東を中心に廻った。大分や湯布院へは何回かいっていたので今回は意識的に外した。大分県は結構広く、田舎道では追越が出来ずしかも時速20km位でゆったりと走る車が多い。絶えず急いでいる観光客には一寸きつかった。レンタカーでは時速30kmで予定を立てるようにいわれているが、これでは余り観光が出来ない。田舎道では「わ」ナンバーのレンタカーを見たら直ぐに脇へ寄って貰う等のルールを徹底してもらえると助かる。観光振興のためにはこんなことも必要だ。