隣りの家の取り壊し1

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隣りのMさんが家を売却して取り壊されることになった。境界線の確認にも立ち会った。暫くして取り壊しが始まり、瞬く間に更地になった。今では法面を崩して地下室や地下駐車場を作る家が多い。地下の建物は建蔽率から除外されるようになったからだ。

最初は数人の人たちが手で壊していたが2週間後には重機が入りあっという間に壊してしまった。まるで怪獣が赤頭巾ちゃんを襲っているようだ。

恐ろしかったのはその膨大なゴミだった。中型トラックで2,30台分有ったのではないかと思う。わずかの金属と膨大な木材そしてコンクリート片だ。資源のない国のはずなのに実に鷹揚に壊し捨てる。何処かにプールしておいて道路建設などに使えばよいのではと思ったり、木材はエタノール燃料にならないのかなともおもったりした。実に無駄の多い国だと改めて癪に障った。

九段のマンションの近辺でも道路工事などではペーブメントを剥がして何処かへ持ち去り又新しいペーブメントを持ってきて貼りなおしているのが殆どだ。ペーブメントの往復の運搬賃やCO2排出、古いが未だ幾らでも使えるペーブメントの廃却費用や場所を考えると実にばかげている。「お金を無駄に使いたがっている」としか思えない。東京都がそんなに裕福とは思わないので予算消化や予算立案が間違っていると思われる。再利用を前提に予算を組むべきなのだ。CO2排出削減のための3Rとか言っても実践はしていないのだ。