秋休みで3度目の中国へ5(チベット寺院、孔子廟、鳥の巣、什梨海)

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Free Beijing 第3日目だ。残りは今日1日と明日の半日のみになった。

建国門の長富宮飯店(ホテルニューオータニ)へ行き、隣のJALオフィスで明日の帰りのビンの座席予約をする予定だ。08年7月オリンピックの直前に来た時に泊ったホテルだ。小ぶりだが何処にも負けない立派なホテルだ。今日は中国の祝日でJALはお休みだった。ホテルの日本語を話せるスタッフに聴いたら、鳥の巣へは地下鉄で行けるそうなのでタクシーではなく、地下鉄を乗り継いで行くことにした。

建国門から地下鉄を乗り継いで清朝時代のチベット寺院「養和宮」へ行った。チベットの懐柔のために作られたものだ。ここでも駅近辺に標識が無いので反対方向へ行ってしまった。おかしいので向こうから歩いて来た数人の若者に道を中国語で聴いたら、流暢な英語で身振りも交えて案内してくれた。ここも結構遠かった。「養和宮」は広大な敷地に沢山の建物が幾重にも重なって作られた壮大なお寺だ。民俗融和に意を用いなければならない中国の古からの宿命なのだろうと思った。ついでなので大きなマニ車を回した。何か良いことがあるかも知れない。

ついで近くの孔子廟へ行くことになっていた。地図を見ながら歩いたが通り過ぎてしまったようだった。またしても若者に聴いたが孔子を知らなかった。私の発音が悪かったのかも知れないが・・「信義礼知真」がなくなるのもむべなるかな。しかし彼らは地図を見て、やはり英語で一生懸命に良く教えてくれた。感謝:謝謝!!

国子監の界隈(全くの俗世間で学問とのかかわりは何も感じられないエリアだ。)

科挙試験を行った「国子監」と一緒の敷地内にあった。凄く広い敷地内に立派な建物が沢山あった。孔子の事跡紹介も立派になされていた。孔子は自分の能力が用いられず、不遇の中で亡くなった。園内の木々は全て大木で樹齢2百年クラスが林立していた。感動を覚える佇まいだ。

「国子監」の入口付近(孔子廟とは中で繋がっている。気品のある美しいエントランスだ。)

ついで数百年間科挙試験が行われていた「国子監」を見学した。建造は何と1306年だった。科挙の歴史が分かり易く展示されていた。2つとも面白い施設で見学に2時間以上を費やしてしまった。ここでも学問の神様「孔子」の像があった。

合格祈願の絵馬を書く人たちとおびただしい絵馬の集積を見ると今でも中国では受験競争が激しいことが見て取れる。国士館での指導風景も蝋人形になって保存されている。

結構けばい建物の装飾。

雑貨のお店も超けばい。中国人の派手好きはこんなところから来ているのかもしれない。細かいパターンに意味があるのかも知れないが、我々の目から見るとワンパターンのよう