秋休みで3度目の中国へ4(天壇公園、故宮博物館、景山公園、北海公園)

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今日の予定は天壇公園、故宮博物館、景山公園へ行って、一旦ホテルへ帰り、休んで又タクシーで什梨海(シーチャーハイ)へ行き、そこで食事をして終わりだ。

最初に天壇公園(皇帝が天に向かって自己の安泰と豊穣を祈った所)へ行った。天壇公園東駅で降りて皆が行く方へ付いて行った。案内では駅から直ぐのはずだが幾ら行っても公園の入り口がない。途中から同じ方向へ来た人達が離れて行ってしまう。2kmも歩いて北門へ付いた時には我々二人だけだった。全員が天壇公園へは行かない人達だったのだ。

ここにも案内は何もなかった。降りて直ぐに右へ行けばよいところを他の人について左へ行ってしまったのだ。約30分無駄にした。

天壇は中国最大の祭祀建造物で、敷地も275万平米ととてつもなく広い。祈念殿、や冬至に天に祈った祭壇「円丘」等がある。皇帝が祈った円盤の上で写真を写すのが観光客のお目当てだ。順番を取ってお互いに写し合っていた。中国人はブスでもまるでモデルのようにポーズを幾つも作って写真に納まる。良くやるよって感じだ。日本人には恥ずかしくてとても出来ない。

公園内は緑地や花壇が整備され市民の憩いの場になっている。

公園内にも有効な案内板が全く無い。帰りに東門へ出るのが大変だった。園内も広大で誤った方向へ行くと大変だ。懸命に地図を見ていたら、通りかかった人が親切に出口の方向を教えてくれた。そこからも結構遠かった。

ついで、地下鉄を乗り継いで天安門東駅から故宮博物館へ行った。馬鹿馬鹿しい位大きな宮殿で、中国王朝の権力と富の偉大さを見せ付ける世界遺産の宮殿だ。入場料金は中国人は20元で、外国人は60元だ。これって後進国のやり方だ。08年のオリンピックで補修された部分と数百年経った部分では輝きに雲泥の差があった。

1時間ほどで北門から出て、景山公園へ行った。疲れていたので近回りしようとしたら、急な坂道ばかりでかえって疲れた。高さ44.6mで標高は88.7m、頂上からは故宮博物館が一望出来、故宮の広大さを目の当たりにする仕掛けだ。雄弁な広報マンのような役割だ。

景山から見た故宮博物館と三里屯方面の景色(ここからは広い宮殿が一望出来、その偉大さが分かる仕組みだ。)

景山公園から一旦ホテルへ帰って又食事に出る予定だった。景山公園西門でタクシーを拾うつもりだった。西門は直ぐに北海公園(1,000年以上の歴史を持つ現在最古の王宮庭園。71haとここもやたら広い)に続いていた。ついでなので20元払って入った。実に立派な公園だ。夕方になり薄暗くなって来ていたので、やたらカップルの入園者が多かった。立派な宮殿風のレストランがあったので、休憩して何か軽く食べようということで入った。内部は更に凄い豪華なつくりだった。アラカルトメニューを所望したが今日は休日なので、定食しかないとのことだった。仕方なく定食をオーダーした。私の中国語も英語も通じなくて困ったが、結局は望んだ様なものが出てきた。ミニ満漢全席で半分の量になっていた。

見た目はあまり良くないが全ての料理が美味しかった。

後で分かったのだがこのレストランは、清朝宮殿に仕えていた料理長直伝の料理が食べられる満漢全席のレストラン「放膳飯荘」だった。料理は皆美味しかった。特に印象に残ったのはデザートのお菓子の美味しさだった。欧米人も結構来ていた。日本人は殆どいなかった。団体向けではないからかな?ビール3本飲んで2人前で6千円位だった。ちょいと一杯のつもりがディナーになった。