秋休みで3度目の中国へ1(北京市内観光:前門大街、京劇鑑賞)

Pocket

ひょんなことで3度目の中国、2度目の北京へ来ることになった。前回のホテルはニューオータニだったが今回はフランス系のグランメルキュール・シーダンだ。地下鉄1号線天安門西駅の隣りの「西単(シーダン)駅」から直ぐの好立地だ。

羽田発で3時間弱で北京首都空港へ着いた。近い。2008年7月にオリンピックの直前に、青島経由で来ているのでこの空港は2度目だ。

今回は万里の長城や明の十三陵などに行きたかったのでそのオプションが取れる旅行にしていた。空港の送り迎えとだけが付いた旅行だ。空港に着いて分かったのだが申込者は我々だけだった。これは最悪のケースだ。たった二人にガイドと運転手が付く。煩いのだ。今日は市内の半日観光が付いていた。

前に来たときは建築中(今でも建築続行中)だったが、前門大街(天安門広場の南にある前門の商店街)を歩いて見学した。レトロな町並みを再現したいわばテーマパークだ。2008年8月のオリンピックを目指した再開発だ。だが未だ一部しか完成していなかった。ショッピング街が出来上がり、一寸薄っぺらい感じではあるが、面白い街が出来上がっていた。

しかし裏へ回ると立ち退かされて無人の4合院が残骸を晒していた。この地域は全部壊して新しいビジネスビルが建つそうだ。中国は発展の代償として2千年の歴史がある文化遺産を次々に壊している。

この後、四川料理を食べて、京劇を見た。北京京劇院の団員が演じているそうだが余り面白くなかった。アメリカ人やフランス人など白人が多かった。日本人も結構いた。殺陣やトンボきりなどが多く、オペラ風ではなく、上海雑技団風だった。外国人にも分かり易くしているのかも知れにが、歌舞伎などを見慣れた日本人には物足りない。

グランメルキュール・シーダンはフランス系らしく小ぶりだが中々お洒落なホテルだ。前にパリで同系列のポルトー・ド・ベルサイユへ泊ったことがある。しかし心配だったので1ランクグレードアップしてエグゼクティブフロアにしておいた。最上階でエレベータもカードキーなしでは行かない様になっていた。エレベータを降りるとそこには小さなレストランとビジネスコーナーがあり、eメールチェックも出来た。夕方のハッピーアワーにはそこで一寸したおつまみとドリンクがフリーで楽しめた。まあまあのホテルだ。