トルコ最後の日だ。今日はいきなり、皮革と毛皮の店へ案内された。男性2人と女性5人で革と毛皮(これはほんの一寸)のファッションショーをしてくれた。かなり沢山着替えて出てきた。74番が気に入って試着したがどうもしっくり行かない。モデルとは全然違った印象になることが分かった。色々と10着以上試着したので引っ込みがつかなくなった。最後はえいやっとばかりに、74番に決めた。10万円を縁起のよい8.8万円に負けてもらった。外へ出たら団体の一行が待っていて拍手をしてくれた。あそこまでやってもらって、誰も何も買わないのでは格好がつかないのだ。
皮革と毛皮の店とファッションショウ(前に日の丸後ろにトルコ国旗をあしらったモデルも出てきた。サービス満点だ。)
続いてグラン・バザールへ行った。フランス語表記が気になったが、この国では「メルシー」「パルドン」等のフランス語を日常で使う。ヨーロッパに国々ではフランス語は今でも尊敬の対象だが、トルコにも侵入していたのには驚いた。
ゲート1からゲート7に行く通りがメインストリートで、金細工・宝石・高級時計などの高級品店がゲート1近くに並んでいた。金製品は細工が素晴らしかった。こんなに素晴らしい細工をしても取引はグラム幾らでなされる。細工した職人の工賃は何処へ行ったのか心配になった。
ゲート7の近くや横道には面白い雑貨店が多い
横の通りには欧米ブランドのコピー商品が多かった。その一軒でノーブランドのA4が入る革のかばんを見つけて買った。本当の革かと聴いたら、ライターの火で皮の部分を焙り溶けない事を照明した。数千円で買った。後でよく見たら、小さなジッパーの引き金にGUCCIのマークがついていた。妻にも何かと思い付随分探したが女性のものはヨーロッパブランドのギンギンのコピー商品ばかりで諦めた。
横丁は店が少ないので建物があらわに見える。お金の掛かった立派な作りの市場なことが分かる。
集合時間になったので集合場所へ急いだ。
イスタンブールは至る所に城壁がある。その位危険な地政学的な位置にあったのだ。東洋と西洋にまたがった国は他には無い。
レストラン街で食事をし、ローマの水道跡を見ながら、空港に急いだ。港には豪華客船が今日入ってきた。まるで巨大な町そのものだ。
空港には早く着いたので延々と長い時間待ち続けて、やっとトルコ航空TK0050便に乗り、成田へ11:45に着いた。又京成のスカイライナーで日暮里経由、九段の我が家へ帰った。くたくたになる旅だった。久しぶりの団体旅行で不得意な「団体行動」にも疲れた。