リフォーム完成のご褒美で富良野・美瑛へ旅行3

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旭岳温泉に泊ったがこの宿泊プランには朝食が入っていなかった。近所で何か軽く食べたいと思っていたがコンビニはおろか朝食を出すところも何もなかった。仕方なく朝食なしで観光がスタートした。

天人峡の羽衣の滝を見に行った。10km以上もあり結構遠かった。立派な道路が続き、新しい橋やトンネル、ダムなど無駄な公共投資のデパートみたいな所だった。そのくせ行き着いた天人峡には温泉旅館が数件有るだけだった。駐車場もまともなものは無かった。こんなにお金を掛けた道路の先には何も無いのでは、この公共投資の投資対効果をどう考えていたのかはなはだ怪しい。途中に民家は一軒も無かった。中国や韓国からお客様を呼んでも泊る所もない。

道路・ダム・トンネルの自民党政治遺産の3点セット

天人峡の景観

羽衣の滝は落差270mもある堂々たる滝だ。曲線を描いて落ちてくるさまは優雅でもある。

滝下の沢も水量が多く岩が多いので、轟々と轟かせて流れ落ちる。白い波が綺麗だ。奥入瀬よりも迫力がある。もっと便利なところにあれば観光名所になっているはずだ。

ここにも朝飯を食べる所はなく、又車で美瑛・富良野へ向かった。フラワーランド上富良野へナビをセットして出かけた。途中前にも見た「セルブの丘」があったのでここで11時過ぎにジンギスカン丼の朝食を取った。美味しかった。サンドバギーを借りて園内を一周した。砂利道が走りずらかった。

上のアトムの丘の展望台からケンとメリーの木が良く見えた。

この後フラワーランド上富良野へ行った。ここも団体客の多いところで10台以上もバスが来ていて、団体専用のレストランまであった。大型トラクターで牽引する観光馬車?で園内を一周した。ここの売りは園内が広いことだ。休憩所でかき氷を食べた。富良野はピーカンでもう30℃の夏だ。

先日どうしても辿り着けなかった「ジェットコースターの道」へリベンジで行くことにしていた。今日も何回も迷った末に偶然「ジェットコースターの道」の小さな看板を見つけた。思ったほどの急坂ではなかったが結構面白かった。言った者勝ちみたいなものだ。「○○の道・ロード」「××の丘」「△△の木」など沢山旅行案内には乗っているが、案内も看板も無いところが多かった。富良野・美瑛は観光地として無責任だ。

ジェットコースターの道を途中で適当に左折して暫く走ったらフラノーブルなるお土産と休憩の大きなスポットがあったので休憩することにした。ここも団体専用のジンギスカン焼きが中心のレストラン+お土産屋だった。  すぐ近くにある日本画の「後藤純男」美術館へ寄った。何も知らないで行ったが、後藤画伯は東京芸大の教授も勤めた大家で数多くの秀作・傑作・大作が展示されていた。中国との交流を大切にされ、中国で描かれた絵も多く展示されていた。中国人にも日本画を教え、西安美術学院の設立のも尽力され、今は名誉教授として、日中友好にも多大な貢献をしている。

美術館はホップの畑に囲まれた大平原の真ん中にある。

その後、再び富良野のファーム富田へ行った。天気が良いので前日の午前よりも今日の夕方の方がラベンダーが色づいているのではと期待していった。心持色づいている感じがした。気のせいかも知れない。

4時半ごろにファーム富田を出て、ふらのワイン工場へ行くことにした。ここのワインは一昨日泊ったフラノ寶亭留で飲んでいたので興味があった。試飲したのは皆不味かった。高いワインは試飲には出さない。葡萄ジュースが一番美味しかった。

工場を一通り見学した後、隣接の「ふらのワインハウス」で夕食を取ることにした。今日の宿泊プランには夕食が入っていない。新フラノプリンスホテルはレストランのキャパ以上のお客を泊めるので、夕食も朝食も無い宿泊プランが用意されている。

このレストランでは、地の野菜や牛肉などで作ったフランス料理が主でとても美味しかった。丘の上にあり眺望も素晴らしかった。妻の運転なのでビールを飲んだ。妻はノンアルコールビールだ。こんなに眺望もよく料理も悪くないのにレストランのインテリアがいまいちだ。家具なども何も考えないで選んでいるようだ。勿体ない。

 夜は新フラノプリンスホテルへ泊った。ロビーは人で溢れていた。中国の人も沢山いたが西武の集客力は素晴らしいと思った.不景気風は何処にも感じられなかった。あざとい企業から、政治に先行してアジアシフトが行われていることを実感した。明日は又旭川空港から東京だ。ずっとお天気に恵まれた旅行に感謝!