リフォーム完成のご褒美で富良野・美瑛へ2

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富良野・美瑛旅行の2日目は富良野を見て最終的には大雪山旭岳の麓の温泉へ泊る予定だ。

先ず最初に富良野ラベンダーの一押し「ファーム富田」へ行った。ラベンダーは未だ盛りではなかったが大勢の人が来ていた。色とりどりのサルビアの花が咲いて写真などでみるあの富良野の景色になっていた。ファーム富田はラベンダーが富良野からなくなりかけた時に頑張って持ちこたえて今日の隆盛をもたらした農場(ファーム)だ。従来は油をとるだけだったものが、ラベンダーの癒し効果が着目され、女性などに人気が出て今日の繁栄につながった。ファーム富田は全てに良心的だ。入場料も駐車場もタダだ。カレーやソフトクリーム、メロンなども他のところに比して格段に安い値段が設定されている。ここでは油を絞るのから・・・まで行っている。

付属農場の「ファームイースト」へ行こうということになった。道を間違えて丘の上へ登っていったら日の出公園へ来てしまった。丘の上に作られた立派な公園で展望台は閉まっていた。月曜日でお休みなのかも知れないが、こんな所に人を貼り付ける必要は全くない。自由に見させればよいところを雇用を確保するために人を貼り付けるので休みが出来て見られなくなってしまうのだ。この展望台は実に立派で幾らお金を掛けたのか癪に触る展望台だ。もっともこの様な無駄は地方には無限にあり国の財政を蝕んでいるのだ。作ってしまったことは仕方が無いので稼働率をあげて少しでも皆の役に立たせることと出来れば金を稼がせることだ。

カーナビでは出てこないので、いい加減な地図を頼りに「ラベンダーイースト」へやっとたどり着いた。この地一番のラベンダー畑でパラソルのある休憩スポットから見ていると雲が綺麗だった。梅雨のない北海道ではもう夏の雲だ。「ファーム富田」との間をトラクターが引くバスで結んでいる。のどかな光景だ。ここでは時間がゆっくり流れているようだ。

たっぷり半日をファーム富田がらみで遊び、富良野へ来たからにはやはりドラマ「北の国から」関連スポットへも行かなくてはと思い直し、「北の国から資料館」へ行き、更にドラマのロケセットがある麗郷へ行った。

北の国から資料館(これはもうただの倉庫だ。受付が2人もいたが入場者数数から言って多すぎだ。北海道では何処へ行っても雇用確保のための過剰雇用がつきものだ。中国人の観光客が増えればこの内の一人は中国人になるはずだ。)

例によって最後の地点で案内が無くなり行き過ぎてしまったが何とか折り返してたどり着いた。

ここにはドラマのオープンセットになった家が保存されている。「拾ってきた家」はポンコツのバスを中心に、ゴンドラの廃品やウィスキーのビン、卵を入れるケースを天井にしたりして今はやりの「3Rのリユース」の見本だった。実に良く出来ている。多分住んでみたら快適な家だったのではないかと思われた。面白い実に面白い!

純と結の家も面白かった。

ここから先にやはりこのドラマで使った石の家があるというので見に行った。結構遠かった。東京から越してきたときに最初に住んだ家もすぐ近くにあったがこれは全くのバラックだった。しかし私が少年の頃には家の近くにこのような住宅が結構あったことを思い出した。隔世の感だ。石の家も外観は立派だが内装は実に質素と言うか貧乏そのものだ。このアンバランスが気になった。インテリアには住む人の生き様や教養が色濃くにじみ出るものだ。

ドラマ「北の国から」は一度も見たことは無かったが、この様なセットからもどのようなドラマだったのか想像出来るように思えた。

旭岳付近は山がきつくなるので、早く行かないといけないと思い、時間が押してきたので、ここから直に今日の宿泊先旭岳温泉へ向かうことにした。しかし結構な道のりだった。遠い。宿泊先のホテル「ラビスタ大雪山」は山小屋と言った風情で地味なつくりだった。遠距離走った後の温泉は岩風呂もあり、ありがたかった。