学食で一人では食べられない学生

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こんな話を聞いた。今の学生は、学食で一人では昼食などを食べられない。「誰も一緒に食べてくれる友人がいないと思われるのが怖いから」だと言うのだ。

メールのアドレス帳にも友人?数百件登録しているそうだ。そうして何かメールが来れば、直ぐに答えないと「メールのマナーも知らない失礼な奴」と思われたくないので、何処にいようと必死になって、RESを送る。それが先ほどのレストランで見た、二人で座っているのに携帯メールばかりに、気が向かって行ってしまう元凶だったのだ。

他人の目ばかり気にしていて一体何が出来るのだろうか?天才と言われたエジソンは成功の秘訣を問われて、「99%の汗と1%の運だ」と言われたそうだ。才能や能力を育むことが出来るのは主として一人の時だと思う。群れていては何も出来ない。優秀な人間が割拠しているのであれば、その中から学び取ることは出来るだろう。しかし、優秀な人間は基本的に群れない。非優秀な人間が群れれば、「衆愚に陥って」碌なことにはならない。

親が無理して個室を子供に与え、個人主義を育てようとしたのではなかったのか?日本はもはや農耕では食えない状況なのに何時まで、「農耕民族の団体志向」をも持ち続けるのだろうか?何事であれ突出すると、虐められるので、目立たないようにしているとも言われている。携帯での虐めは、親が無理してやっと作った個室まで容赦なく侵入して来る。ここから、またまた「携帯亡国論」へと続く。諸悪の元凶は携帯だからだ。