テレビを聞くともなしに聞いていたら、「普通に綺麗だ」と言う言葉について、どういう意味なのか話題になっていた。それはどのような心情を背景として出てきたのかが議論されていた。若者の中では「これは褒め言葉だ」こう言われると嬉しいが60%を占めた。「言われて喜ぶ方も、言う方も情けない限りだ」と嘆いている若者卒業生の20代の女性は言っていた。森永貞一郎氏が格差拡大で、「普通が一般よりも良い意味になっている」ので、これが褒め言葉になったのだと解説していた。こんな若者言葉は実に情けない。
今日は時間があったので日経ビジネスオンラインを見ていた。日教組の委員長との対談や教育現場の混迷の様などをつぶさに見た。小学校の教育から落ちこぼれが目立ち大学レベルではどうしようもないことになっていると書かれていた。「普通に」勉強が出来ない子が半分以上いるようだ。「普通が褒め言葉」になる背景こんな所にあったとすれば余りにも悲しい。
こんな状況を作ったのは教育や政治の全てを統括した自民党なのだ。責任を問うべきだ。それを許したのは、仕事にかまけて自民党の暴走を許してしまった我々中高年世代だ。何にしても、今のゆとり教育を受けた世代は後世になって、中国の平和革命時代の戦士のごとく、「捨て去られる世代」に間違いなくなる。紅衛兵世代は、青年期の教育が抜け落ちており、今の中国では完全に捨て去られている。
これが結果として、中国の指導者を若返らせている。中国では、今や40代が中心だ。日本の指導者は年を食いすぎている。従って、英語も禄に話せない。茨城には88歳の土改蓮の会長までいる。英語どころか日本語の標準語さえ怪しい。