東京ドームで楽天vsロッテ戦を観た

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趣味と書いたが野球が好きな訳ではない。チケットが入ったので見に行った。

試合開始前に国歌「君が代」を歌い、ランディ・ジョンソンの始球式があり、子供達のピッチでのキャッチボールがあって、双方の球団の軽い練習を行った。「君が代」が聞かれるのは相撲と野球とオリンピックの金メダルしかなくなった。貴重な機会だ。皆で歌うのかと思ったら、ホームベースの近くに立っていた往年の歌手だけが歌っていた。寂しいことだ。皆で歌えばよいのに。短調の君が代は暗く余り好きではないが、国歌なのだから皆で歌うのが当たり前だ。

生で見る野球は実に楽しかった。両軍の応援合戦や周りのロッテファンの応援や野次などが実に面白い。私達は楽天から入場券を貰ったので、にわか楽天ファンになり、3塁側のロッテファンの真ん中の席で、一人楽天を応援した。指定席はここしか空いていなかったので仕方なかった。800円のビールを4杯飲んで気炎を上げた。周りは迷惑だったかも知れない。浦和レッズファンだったら殺されたかも知れない。外野サードよりのロッテ応援団の統制は見事だった。さすがパリーグ一位の球団と思わせた。千葉市民のバックアップも感じられた。Jリーグの真似をして、地方へ球団を割り当てた結果だ。

中村紀と嶋のホームランもあり、楽天が8対2で首位ロッテに楽勝した。それでも観ている最中は心配で、一憂一喜しながらビールの合間に見守った。周りのロッテファンと全く正反対の反応で一寸気がとめた。観ていなくとも、一球一球へのロッテファンのリアルタイムな反応で試合がどうなっているのか分かったほどだ。

今日の日経新聞を見たらこの記事が余りにも小さいので驚いた。試合開始時点では30%位の入りだったが、終わる頃にはほぼ満員になり、今日の新聞で見ると4万人も入っていたようだ。相撲でもそうだが、現場で見るとテレビ観戦と違い視野が広く、試合の現場の画面が小さい。しかし、「臨場感」は何物にも変えがたい。また機会があれば野球を見に行きたいと思った。