鹿児島へ4(指宿、鹿児島市)(再編集&掲載)

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今日は指宿を一寸見て、鹿児島へ向かう予定だ。指宿には何もないと思っていたが、ホテルの案内を見て、岩崎美術館と薩摩伝承館を見た。岩崎美術館は岩崎ホテルの敷地内にあり、ブラマンクなどの西洋画のほかに、黒田清輝、藤島武二、有島生馬などの名品が展示されていた。圧巻は何と言っても「里帰り薩摩」と呼ばれている万国博覧会等で欧米で、高い評価を受け流出していた薩摩焼の名品が里帰りしたものを集めた展示だ。お宝鑑定団へ出てきたらビックリする値がつくような立派な作品が所狭しと並んでいる。

次いでこれは何も知らないで、指宿ロイヤルホテルにあったパンフレットを見てたまたま行ったのだが、「薩摩伝承館」を見た。これは本当に素晴らしい薩摩美術工芸の展示館で、指宿の名門旅館[白水館]の当主が2代に渡って、収集した名品を保管・展示しているものだ。

東京からこれだけを見に、わざわざ来ても良いくらいに充実したコレクションで、展示館も素晴らしい出来だった。王侯貴族の居間をイメージ壁一面に薩摩焼きの壺などを配した「金襴の間」は金色色に輝き眩しい位だった。民窯の間、官窯の間、薩摩の間などにぎっしりと世界中から集めた陶磁器の名品が並んでいる。これには圧倒される。展示館は京都の平等院鳳凰堂をイメージして、建てられているそうだ。ミュージアムショップでちょっとしたグラスを買った。

折角なので白水館の方も見せていただいた。素晴らしい旅館で敷地も広く芝生で覆われた松林のゆったり庭園があり、東屋の付いたプールもお洒落にできていた。ここでは旅館内に砂風呂があった。

国道226・225号線に沿って鹿児島へ行くことになった。結構遠い。途中、喜入に新日本石油の大きな石油備蓄基地がありそこに近い道の駅で昼食を取った。地方では道の駅が集会所であり日用品の調達の場にもなっている。単なる観光のオマケではないようだ。

鹿児島市では最初に錦江湾に張り出したポートアイランドへ行った。どこまで行っても何もないところで、最後にたどり着いた小屋では自販機がおいてあるだけだった。しきりに何か工事をしていた。工事が目的なのだろうと思った。

もう一度、昼間のドルフィンポートへ寄って、宿泊先の城山観光ホテルへ車で行った。温泉へ入り一休みしてから食事に出かけた。風呂から見たら桜島が噴火していた。

町へ出るのに、近回りしてホテルの下の階段を下りていった。凄く急な階段で、ろくろく街灯もなく恐ろしいところだった。また天文館へ、ものの本で当りをつけた食堂を探していった。やっと見つけたら、たいしたことのない小料理屋で仕方ないので、また一昨日行った[楽]へ行った。土曜日なので満員で暫く待ってやっとカウンター席へ付いた。

帰ってから、ホテルのバーでシャンソンのライブを聴いて温泉に入って寝た。城山観光ホテルは、今回の旅行では、一番行き届いて立派なホテルだった。朝食も期待できそうだ。ホテルの格は朝食で決まるというのが私の説だ。良いホテルは朝食のパンとベーコンが美味しい。