FJBで中堅教育研修プログラム「コーチングアワセルブス」を見学

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前にJASIPAの定期交流会でお話を聞いたFJB(富士通ビジネスシステム)の中堅教育研修プログラム「コーチングアワセルブス」を見学に来た。8人の受講者がおり、ファシリテータ1名、その補助1名と事務局数名の構成だ。受講者とファシリテータが一緒にコの字型のテーブルに座る。色んなテーマについて討論したり、2チムに分かれて意見を纏めて発表したり結構忙しい。全てが分単位のオーダーで行われる。今回のテーマは「地球社会を考える~環境問題の真実とは~」だ。大きなテーマだ。

研修風景

ファシリテータは資料を用意して、今回の目的は説明するが余り教えたり、誘導したりはしない。「コーチングアワセルブス」の名前が示しているように、お互いに教えあい、気付きあって、参加者全員で高みに上って行くことを目指しているようだ。

従来の「上目線の教育」では、気づきと自覚(悟りと言っても良いのかも知れない)が不十分で、本人のためにならないそうだ。こうして、75分単位のセッションを30回も受けていれば、自ずから組織の壁も外され、活きたチームワークも出来てくる。しかも更に良い点は自走式といって、この講座を卒業した先輩が後輩を指導することが出来ることだ。経済面のメリットもさることながら、学ぶ文化が「企業カルチャー」として定着するメリットは計り知れない。

参加者のレベルで到達できるレベルが決まってしまうことの危険性はある。参加者がある程度以上のレベルで、しかも積極的に「参加」してくれないとこの研修は成り立たない。しかし今までの研修の実績では、このリスクは杞憂だったようだ。

紅葉がどの位進んでいるか気になったので、帰りにFJBの直ぐ目の前の小石川後楽園に寄って見た。幼稚園の子供たちが大勢来ていた。ここへ歩いて来られる子供たちは幸せだ。子供の時から美しいものを見て育つことが大切だからだ。紅葉は未だこれからだった。2週間後が見ごろだろう。多分・・・