神聖なサンクチュアリで無駄遣い

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例によって、天気が良かったのでサンクチュアリへ車で出かけた。今日は乗馬教室が開かれていた。精神薄弱の人たちをボランティアの人達が馬に乗せている。ゆっくりと急ごしらえの馬場を廻る。皆、嬉しそうだ。やはり動物に触れると癒されるようだ。馬は通常の競馬などで使われるものより、大分小ぶりなものだ。

花の写真(秋も深まり菊が中心になった)

花の写真を写して廻っていたら、妙なことに気が付いた。土留めにやたら立派な構築物が突然、現出しているのだ。通常の土留めはお百姓さんが自分で工夫して手作りで行っているか、石で組み上げた住宅の法面みたいなもので質素に行っている。

古い質素で手作りの土留めと私有地の看板(ここはれっきとした私有地だ)

所が今度のものは、鉄骨とコンクリート版を用いた実に立派なものだった。ここまでの費用を国費なりヨコハマの市費で賄う必要があるのか実に疑問だ。多分、1千万円くらいは掛かっているはずだ。

元々ここには過剰な投資が行われている(下写真左)。そこへ今になっても、新しい大幅な無駄な投資(下写真右3枚)。

ここは農業保留地で25年間は農業を続けるとの意思表示を前提に、農地が多分農水予算によって整備されたはずだ。「農業専用地区」の看板も何故か、見えないようになっていた。後ろめたい所があるのではと思われた。良く見えるように、前にあった草や木を倒して、視界を開いた。農業を専門に行う地区に、何故これだけの立派な道路などが必要なのか不思議だ。そのくせ肝心な水が、ここでは何時も不足している。

必要以上に、それこそ県道よりも立派な農道作りや農道空港を作った農水予算の抜本的な見直しが必須だ。花を見に来たのにつまらない話になってしまった。

政権が変わっても、何時までも無駄遣いをしたい勢力が、あとを絶たない。ヨコハマでは無駄遣いで5兆円もの市の借金を作った故高秀市長から中田市長に代わってからも、公園の整備などで明らかな無駄遣いをしていた。未だ壊れていない遊具を新品に取替え、公園の周りの囲いも壊れていないのに、わざわざ壊して、新しくしていた。妻が市当局へおかしいと電話したが埒が明かなかった。

無駄はまだまだ幾らでもある。地方へ旅行に行くとろくろく車も走らないのに、立派過ぎる道や橋やトンネルがやたらに多い。鳩山さんと民主党にはもっともっと頑張って欲しい。国民性が悪くなるかも知れないが、「無駄使い119番」を作ったらよい。自民党が土建重視で壊した「日本国」の火を消して、建て直す必要がある。