かって、新興の住宅地だったあざみ野にはもう空き地はない。しかし、今この近所では新築が増えている。ずっと住んでいる人が建て直す場合と家を売ってどこかへ行ってしまい新たな土地オーナーが建てる場合と2通りある。いずれにしても、法面を無くし地下室を作り土地を最大限に利用をしているのが特徴だ。法面の活用で住宅の世代がわかる。
法面を活用した住宅(隣の家との差が歴然だ。ちょっとの法面でも残すと汚くなる。)
法面処理に失敗した家(半分でも一部でも残すと幾ら上物を立派にしても、減点だ。掲載してスミマセン)
建築中の物件(左は成功例だが右は法面をわずかだが残したので失敗例だ。)
法律が変わって地下室が建蔽率に入らなくなったことの影響が大きい。東京でも一定以上の広さを確保すれば建蔽率を上げてもよいようにすれば、新築マンションが増えて景気は格段によくなるはずだ。こんなに簡単で、お金も掛からない、景気浮揚に絶大な効果が期待される、施策も出来ない政治では日本の将来はない。
狭い土地や都心の低層家屋には、税金を重くして土地の供給を増やすべきなのだ。所得の再配分には熱心な国だが、資産の有効利用や再配分には何もしない国だ。これで、皆がウサギ小屋から脱出できるかも知れない。有効需要は計り知れない。