次いで九州陶磁器博物館へ行った。素晴らしい建物で入場料は無料だった。何人かの有名人が評価し、陶磁器がランク付けされて並んでいたが、強く違和感を覚えた。個性や好みの問題もあるし、有名人とはいえ、素人が職人を「感じで」ランク付けしていることはおかしいと思った。官がやると何でもこんなにおかしなことになる。
「歴史と文化の森公園」(1996年の世界炎の博覧会会場跡地)広場には岡本太郎に遺作「火炎」が金色に輝く
一寸歩いて陶山神社を見て来た。鳥居が陶器でできており、大きな壺などが奉納されていた。踏切を渡ろうとしたら、長崎からの「ハウステンボス号」が走り去っていった。ここはもう長崎が目の前だ。
深川陶磁本社の駐車場に車を止めて市内を見学し、食事をした。今日はここのお祭りで殆どの店が閉まっていた。「本陣」なる立派なお店で食事をすることが出来た。どうやらお祭りでのし歩いた人達が最後にこの店で会食するようだ。お陰で昼食にありついた。
「本陣」の門構えと陶器でできたカウンター
祭りの行列(地元の主婦が全員狩り出されたようで、お店も空っぽで、踊りの列を見学する人も居ない。一寸寂しい祭りだ。)
有田町の中心街(深川陶磁と香蘭社のお店が圧倒的に大きい)
有田のお店のディスプレイ(都会風ではないが中々気の利いた設えだ)
有田で有名な大公孫樹の樹(伊万里にも大公孫樹はあったが桁違いに大きい)とトンバイ塀(陶器の欠片を嵌め込んだいかにも陶器の町にふさわしい塀だ)(下の8枚の写真を写す間、妻は狭い道で車に乗って待っていたが、大変肩身の狭い思いをしたと大ブーイングを喰らった。)
途中で大公孫樹の樹とトンバイ塀を見て吉野ヶ里へ急いだ。(2-3へつづく)