ラストフライト九州3(高千穂、延岡、宮崎、青島)

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今日は高千穂エリアの観光が主体で、その後延岡経由で宮崎の青島までドライブする。

元国民宿舎の高千穂ホテルすぐ近くの高千穂峡まで車で行ってボートに乗った。ボート代は20分で400円だった。山水画を髣髴とさせる綺麗なスポットだが狭いのでボートで20分も乗れば十分だった。何回も他のボートに接触した。

我が家では車の運転もボート漕ぎも全て妻が行う。私はナビゲータ役だ。最近は大半カーナビが行うのでカーナビで分かり辛い微妙なところが私の責任になる。地方の観光地は全て車を前提にして出来ているので地図では近くに見えても車で行かないといけない。意外と遠かったり歩くには急坂だったりするからだ。この高千穂峡も地図ではホテルから直ぐだったが大変な坂道なので車で来て良かった。帰るときには駐車場も満杯だった。でもボートの制限時間が20分なので回転は速い。

次いでくしふる神社と高天原遥拝所へ行った。結構遠かった。

電動アシスト自転車のレンタルがあり乗っている人も居たがこんな所では気の毒だ。余りにも遠く坂も急すぎる。遥拝所には石の台があるだけだった。

次いで天岩戸神社へ行った。神社のツアーに参加してお祓いをしてもらった後に天岩戸が見渡せる神域まで入れて貰い、川の向こうに天岩戸の影らしいものを見た。木に覆われているのと岩戸が崩れているのとで何処が岩戸かは判然としない。神々の住まいなので神秘なのだ。遥拝所には中国建築の影響が見て取れ、祭ってあるのは豊作祈願の米俵だった。

もう一箇所川沿いに神々が相談をした鍾乳洞みたいなところがあり1kmくらい歩いて見に行った。沢山の石が積んであった。願い事がかなうそうなので私も一山作った。沢山の石が積まれているのを見ると賽の河原みたいで何となく気味が悪い。良くこんなところまでと思わせる不可能に近いところまで石積みがあった。願望や煩悩の深さを表しているのだろうか?詰まらない所で頑張る人が結構いるものだと感心した。

近くにあったトンネルの駅(トンネルの中で焼酎の貯蔵が行われ滝も蒸気機関車も廃線になった第3セクターの電車のレストランもあった。)

天気が良かったので国見が丘へも登った。快晴で四方が遠方まで見渡せていかにも国見をした気分になれた。ここには何も建物はなかったが唯一の建造物「超立派なトイレ」を修復していた。

東国原知事は道路未整備が気に食わないようだが熊本・宮崎には実にトンネルと橋が多い。平地が無いためでもあるがトンネルを潜ると次は橋の上で橋を渡るとトンネルと言った具合だ。東洋一と称するつり橋もあったが総じて交通量は少なく一分間見ていても一台も通らない橋が幾つもあった。

潰れた3セクの高千穂鉄道の駅舎後にある記念館みたいな所で昼食を食べることにした。とろろそばを注文したら長いこと待たされて延びたそばがぬるいおつゆで出て来た。750円も取ってお客を舐めた輩だ。鉄道も潰れるわけだ。午後一杯気分が悪かった。高千穂に悪い印象を残して延岡方面へ移動することになった。

高千穂町観光協会高千穂町企画観光課

道路の植栽

やっと延岡に着き、国道10号線を延々と走って宮崎に着き、更に青島まで行った。中々立派なリゾートホテル青島パームビーチホテルへチェックインして直ぐに又宮崎へ出てハーツレンタカーへ車を返して食事をしてホテルまで帰った。本当は宮崎観光ホテルに泊まりたかったが連休で満室だった。

観光案内では宮崎から青島パームビーチホテルまで車で10分となっていたが40分以上掛かりタクシーで帰る距離ではなかった。仕方が無いのでJRで帰ることにした。1時間に2本の電車で載り損ねると大変なのでおちおち飯も食べていられなかった。レンタカーを返すときにガソリンを入れたスタンドのオーナーから紹介してもらった店で食事をした。オーナー板前の店で宮崎の地鶏などとっても美味しかった。宮崎はGOODだ。