ベトナム ハノイへ観光

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円高・ウォン安のメリットを活かすように韓国旅行を考えていたがソウルは零下10数度との話を聴いて方向を変えた。ソウルは暖かくなってからが良い。そこでベトナムへ行くことにした。ホーチミンには一度行っているのでハノイへ行くことにした。最近ホーチミンから帰った人が現地では36度Cだと言っていたのでハノイもそんなに寒くは無いと思っていたが旅行案内を読むと相当寒いと書いてあった。しまったと思ったが予約してしまったので後の祭りだ。

ベトナム航空で11:00成田発、16:40(現地時間14:40)ハノイへ着いた。早めに着いたのでチェックイン後多少は観光が出来ると喜んでいた。

ところがハノイは恐るべき交通戦争の地域で空港から市内中心部へのアクセスは4,50分とのことであったが渋滞続きで2時間近く掛かった。車が多いこともあるが「我先に」と言うことで事故が多い。最初の事故はマイクロバスが道路下に転落していた。一種の見学渋滞だった。その次の事故は大型バスが正面衝突し全部が大破していた。ここの渋滞はものすごかった。バイクの荷物も大きい。バランスが心配だ。

片側2車線づつのはずが下り車線ではセンターラインをはみ出して上りの1車線を完全の占拠していた。残った1車線もバイクが多いので車は思うようには走れない。つまり中央の2車線目に寄って走ることになる。所がここは下りの車が我が物顔に走ってくるので正面衝突の危険が大いにある。先頭を走る車は実に大変だ。ハノイを走るのは命がけだ。

旧正月テトの準備で花を買う人が多い。道端で、花木市場で桃の木や金柑のような植物が売られている。

滞在はベトナム航空の系列のホアビンホテルだ。フランス植民地時代の一流ホテルで今では1.5流のホテルだ。今はノスタルジーの世界で生きている。欧米人の宿泊客が結構多く、フランスからの団体も来ていた。国営のホテルだったこともあるのかサービスは良くない。朝会っても従業員が挨拶をしない。ベトナムセンスのフロントと一点豪華なシャンデリア

実に質素でセンスのない部屋のインテリア。打ち付けられてしまい通りに面した窓が開かない。昼間居ないから良いがそれでも結構気分はよくない。

市内のものすごい電話線の嵐。所々切れて垂れ下がっている。

チェックイン後若干の休憩をしてから市内観光に出かけた。とは言っても航空機・送迎バス共に大幅に遅れたのでもう夕方だった。ホテルから歩いていけるオペラ座を見に行くことにした。パリのオペラ座を模して作られたそうで確かに外観のアウトラインは似ていた。

市の中心にある高級デパート。何故かコカ・コーラのクリスマスデコレーションとコーラの缶で作られた正月飾りが展示されていた。

(ここから先は妻のデジカメが盗まれてしまったので写真はない)

パリのオペラ座が石造りなのに比してこちらはレンガの上へセメントで固めたものなので風格では大分劣る。そうは言ってもあたりを睥睨する圧倒的な大きさと存在感で街の中心的な存在になっている。内部では行事が行われており入れなかった。土曜日でここはデートスポットになっているようで沢山の若者がバイクで集まってきていた。

オペラ座の周りを散歩していたら電飾が一際輝いていたソフィテル・メトロポールホテルへ入った。別格の高級ホテルで内装から全てが異なっていた。疲れていたのでラウンジ風の東屋でスウィーツを食することにした。ハーバルミントティとクレープシュゼットを注文した。これは絶美味しかった。フランス食文化の真髄に触れた気分だ。従業員には一流を鼻にかけて嫌な感じのがいた。また歩いて今の殖民地ホテルソフィテル・メトロポールから昔の殖民地ホテルホアビンへ帰った。落差が大きい。

休憩してからフランス大使館近くのフレンチコロニアル邸宅を利用したレストラン「レ・トンキン」へ行った。館内には日本人の団体がいた。寒くないので外で食べることにした。料理も雰囲気もたいしたことは無かった。欧米人は全然来ていなかった。パフォーマンスコストに厳しい欧米人の来ないレストランは駄目だ。日本人の多い店も大抵駄目だ。団体でコンダクターに連れられて来るので旅行社へのバックマージンの多い店を選ぶからだ。欧米人がいなくて日本人が多いことが分かった段階でこの店は出るべきだったのだ。第1日目の夕食は負けだ。