冬の北海道旅行4(札幌~東京)

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今日は北海道旅行の最終日だ。シェラトンホテルから千歳空港のレンタカーの事務所までいって10時までに返却することになっている。通常は40,50分の道のりだが今日は2時間位かかるだろうとの事だったので早めに出ることにした。8時にはホテルを出られたが予めレンタカー会社へ電話をして30分位遅れるかもしれないと言っておいた。実際の出発は8時半になった。

ホテルから高速の入口まではカーナビに従って超複雑なルートを綱渡りしてやっと高速の入口にたどり着いた。極め付きで分かりづらい構造になっている。こんなんじゃ海外からの旅行者を呼び込もうなど夢のまた夢だ。カーナビがなければたどり着けないしカーナビは外国語対応が出来ていない。高速は閉鎖が解かれて順調に流れていた。しかしどこまでいっても空港マークが出てこない。大分近づいてやっと千歳の表示が出てきた。未だしかし空港マークは出ていない。旅行者にとってはとっても不安だ。時間も押している。北海道は何処へ行っても道路表示は不親切だ。北海道では伝統的にお上が偉く利用者の使いやすさに対する配慮が足りないのではと思った。

札幌から千歳への高速道路(アイスバーンで光って不気味だ)皆高速でぶっ飛ばすのでもたもた走ってはいられない。それも結構怖いシチュエーションだ。

昨日の吹雪欠航が相次いだことが嘘のように澄み渡った千歳空港の空と空港風景

行きも帰りもJALを利用した。最後にANAのピカチュウジャンボも写した。空港は華やいでいたがそんなには混んでいなかった。

北海道では企業のコンプライアンスにも問題が多い。最近はミートホープ、古くは雪印、日本ハム、北海道拓殖銀行などなど枚挙にいとまがない。水産業者のインチキやだましの手口も大変なものだ。食品加工業と観光業者が多いからかも知れない。

以前 食品の通販で劣悪なアンモニア臭いカニが送られてきた。親戚からの贈り物なので文句も言えない。送り主には美味しかったというほかはない。こちらも目くじら立てて送った会社へクレームも立てないと予想してやっているものと思われた。実にえぐいやり方だ。あとは野となれ山となれ式のやり方だ。北海道は観光ずれしすぎて、まるで全てのお客はイチゲン客だけで、騙しても後腐れがないと考えているが如くだ。このような文化的・精神的風土の上には真の観光産業は育たない。見えないところにも気遣いをして後で感謝されるような風土でなければリピーターは呼び込めない。大切なのはコーディアリティだ。

地元に対する態度と本土の人や観光客に対するやり方を変えるようではいけない。まるで後進国が国内向け価格と外国人向け価格を変えているようなものでダブルスタンダードだ。新千歳空港では朝食を食べて、今流行りの花畑牧場の「生キャラメル」をお土産にどっさり買った。チョコレート屋さんの前には長蛇の列ができていたが別の店でも売っていた。

「人の行く裏に道あり花の山」