メルボルン旅行3

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2日間(厳密には1.5日)で来る前にイメージしていた所は見てしまったので今日は市内でのスペアタイムとなった。トラムを乗り継いで「王立植物園」へ行き、イングリッシュガーデンを楽しむことにした。

樹齢100年以上の樹木が繁り、緑の芝の美しい広い広い公園だった。思っていたより花は多くなかったがそれでも100枚位をカメラに納めた。

植物園の花たち

今日は日曜日なのでかなりの家族連れが来ていたが庭園が広いので皆ゆったりと日向ぼっこを楽しんでいた。スローライフの典型みたいな我々日本人には異質な光景だ。全てがゆったりのんびりだ。自然に恵まれた広い国土に比較的少数の住人だからこんなことが出来るのかなと思った。アボリジニの迫害も今では忘れ去られているようだ。

公園の隣の戦没者祈念堂へ上がり展望台から市内が良く見渡せた。中々立派な祈念堂で戦争でなくなった人たちを祭っている。靖国神社みたいなところだ。

ギリシャのパンテオン風の円柱を持った戦没者祈念堂と展示された勲章のモザイクと屋上からの展望

ホテルへの道すがら有名なロイヤルアーケードとブロックアーケードを覗いてみた。中々良く出来たテーマパーク風でクラシックなアーケードだった。

ブロックアーケード(新しい方でこちらの方が一寸お洒落だ)

近くのショッピングセンター「オーストラリア・オン・コリンズ」こちらは立体的でブランドショップが多い。

トラムでホテルまで帰り、隣接のアーケードで軽食のランチを食べてホテルで休憩した。

夕食はF1のレースでも有名な「アルバートパーク」の湖畔にある有名なレストラン「ポイント」を予約しておいた。一寸早かったが6時半なら席が空いているとのことだったので早めの夕食になった。湖畔のビューポイントにあるレストランなので対岸の景色がとても美しかった。まだ夕日が照っていて対岸を光らせていた。しばらくすると薄暮の景色になり、また更にトーンを下げて灯りの美しい夕景になった。まるで景色のグラデュエーションを観るようで楽しかった。ハイビジョンビデオとデジタル1眼レフでたっぷりと写した。

食事に来ているのかカメラ撮りに来ているのか分からない位に忙しかった。日本人は貧乏性だ。超ゆったりと食事を楽しんでいるオージー達とは対称的な食事風景とはなった。

料理はフレンチ風の創作料理といった風情だ。またオードブルにはシドニー産の生牡蠣をオーダーした。丸くて深い殻で美味しかったが小ぶりで一寸物足りない感じだった。ここで昨日食べた大型の牡蠣はタスマニア産であることが分かった。フォアグラのテリーヌは大味で余り美味しくなかった。その他の料理はまあまあだった。景色の良いレストランは駄目だ。とまでは言わなくても良さそうな位の味だった。

オーストラリアの地ビールをオーダー。妻が美容のためにオーダーしたアスパラガスは衣を着せて揚げたものだ。衣を取って中身だけ食べた。ラムは美味しかった。

ワインはオーストラリア産のコクのある美味しいものを選びいつもどおりグラスで頼んだ。全部美味しかった。オーダーの中に[Wagyu]なるものがあった。これは和牛だ。農業大国オーストラリアへ日本から和牛を輸出しているのは面白い。オーストラリア産の和牛かも知れないが・・・

明日は帰る日で5時起きなので今日は余り遅くまで動かないようにした。それでも結構移動した感じだ。貧乏性なのだ。