日建設計ショウルームでタワー展を見た

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中国語学習の帰りアイガーデンの日建設計の前を通ったら「タワー展」をしていたので見た。今度墨田区に建つ610mで世界一の高さを誇る「東京スカイツリー」タワーのモックアップやイラストなどがあった。東京タワーに比しても圧倒的に高い。

江東区に出来上がった時の想像図。ご丁寧にGoogle Earth的な鳥瞰図まで有った。何故か広重の「神奈川沖・・・」の浮世絵まで顔を出している。

上海やドバイなどのタワーとの比較がなかったのは残念だ。日建設計は結構海外で建設設計や施工管理を行っているので是非その様な視点からの展示が欲しかった。あらゆる業界が国内だけでは飯が食えなくなっている。建設もその代表的な業界だ。最上流のデザインから初めて建設施工や監理そしてメンテナンスまで外国へ出て行かないといけない。

先般行った北京でも摩天楼街の建外SOHOやファッションタウンの三里屯では日本人設計家が大活躍している。中国での施工は大変だと思うが避けていては、国内需要を超えて肥大化した日本の建設業は生き延びられない。韓国の現代は海外での施工を積極的に行っている。国内市場が小さいので、リスクを取っているのだ。

 大林組のサイトで見たらカナダトロントのCNタワー553m、モスクワのオスタンキノタワー540m、上海の東方明珠タワー468m、ベルリンのベルリンタワー368m、次いで東京タワー333mだ。ついでに言うとエッフェル塔は324mだ。

東京タワー建設時フランスから世界一の座を奪わないで欲しいとの要請があったそうだ。噂だが・・・新幹線建設時フランス国鉄にパンタグラフで教えて欲しいことがあって問い合わせしたら何も教えてくれなかったそうだ。TGVでは日本「新幹線」から色々なことを聴いていったそうだ。いかにもフランスらしいやり方だ。日本人はフランスに弱い。Viva France !