EPツアー5:エルビス・プレスリーの命日キャンドルライトヴィジル

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キャンドルライトヴィジルには参加する心算はなかったがある事故があり思いがけず参列することになった。

エルビス・プレスリーの31年忌の今晩グレースランドはエルビス・プレスリーを偲ぶロウソクの行列「キャンドルライトヴィジル」が行われた。30周年の昨年は5万人もの人が訪れて大変なことになったようだ。31年の今年も結構沢山の人達が来ていた。

片側3車線の大通りが完全に封鎖され、関係者以外は入れなかった。沢山の車がUターンさせられていた。昨年は5,6時間掛かったそうだが今年は割と少ないので3時間ほどでお参りが出来た。今年は気温も低かったようだ。昨年は高温で待ち時間も長く死者まで出たそうだ。日本人の団体は全員が赤いちょうちんに明かりをつけ手を持って歩いた。何人ものアメリカ人のファンから声がかかり、更に多くの人たちがカメラのフラッシュをたいた。何処から来たのかと聴く人が多かった。従来はなかったことだが「チャイニーズか?」と聴いてくる人が結構いた。従来はなかったことだ。オリンピック効果なのかも知れない。中国人がエルビス・プレスリーの命日に来る訳はないと思うがアメリカ人は非常識だ。エルビス・プレスリーが亡がくなって31年にもなるのに何万人もの人がアメリカ中から集まってくるのは大変なことだ。

大通り一杯の参列者とグレースランドマンションの夜景、参拝の様子(余り良く写らなかった)

3時間ものろのろと並んで歩いていて気が付いたことがある。来ている人達が平均的に背が低いことだった。今まで我々がビジネスで会ったアメリカ人は殆どが180cm以上の背丈だった。ここでは175cmの私より背の高い人は稀だった。どうしてだろうと周りを見回したらいわゆるWASPと思しき人は殆どいなかった。大半がプーアホワイトと言われる人たちや黒人が多かった。エルビス・プレスリーは日本で言えばどのクラスの歌手なのかは想像も出来ないが、アメリカでのファン層はかなり社会的に低層な人達が多いようだ。この様な人たちのアイドルで、この人たちの人生に希望と明るさを与えていたエルビス・プレスリーは改めて偉大だと思った。“VIVA ELVIS PRESLY !!”