ANAのA君の勧めで北京の原宿「三里屯Village」へ行った。本来は夜行くべきスポットなのだろうが時間の関係で真昼間に出かけた。建外SOHOから地下鉄で行くことを考えていたが連絡が余り良くないのでタクシーで行くことにした。
タクシーの運転手に「遠不遠ユアン・ブ・ユアン(遠いのか?)」と聞いたら分かったらしくて「不遠、很近ブ・ユアン、ヘンジン」と答えが返ってきた。12元(180円位)だった。北京の原宿とは言っても規模は全然違う。こちらの原宿「三里屯Village」は桁違いに広くて大きい。東京の原宿が何十年もかかって出来たのと違い北京の原宿「三里屯Village」は一瞬にして出来上がる感じだ。多分立ち退きの容易さが影響している。
旧市街及び新旧市街の接点(対比が面白い)
古い飲み屋街(三里屯酒巴街)と新しいキンキラのビルが並存していた。大半のビルが建築中で、まだビルの中へ入ることも敷地へ入ることさえもできない有様だった。建築現場には必ず怖いガードマンがいて絶対に中へは入らせない。多分資材などの盗難を警戒しているのだと思う。
ほぼ完成した街区(日本人の建築家を起用した決断が素晴らしいと思った。これは世界の常識?)
建築中の街区
工作中を写した。発泡スチロールをブリキで巻いただけの外装?材だ。安物でびっくりして写真を写したら監督と思しき人物が「写真を写すな」と怒っていた。
ここでも日本人の建築家が全体のマネージメントをしている。「三里屯Village」全体の企画は隈研吾氏が行っており、迫慶一郎氏や松原弘典氏などが関わっている。これが完成すれば「北京一のお洒落人気スポット」になるのは間違いない。
敷地の南側にはこれも隈研吾氏が進めている「三里屯SOHO」(ショッピングモール、オフィスタワー、レジデンスタワーからなる複合コンプレックス)の基礎工事中だった。これが出来上がるとまたまたすごいことになる。高層ビルはイタリアの塔の町サンジミアーノをイメージして設計したそうだ。私も一回だけ行ったことがあるが多分全然違ったものになるはずだ。中国人はなぜか日本では死語になりつつあるSOHOが好きだ。日本とは違った意味なのかも知れないが・・・
隣接地の工人体育館街には既に多くのビルがありお洒落な橋で結ばれている。茸は何だか分からなかった。宝くじでも売っているのかも?