今日はいよいよ北京観光の最大のポイント「天安門と故宮博物館(紫禁城)」の見学だ。
午前中にANAのA君(元私の部下で仲人もした人)にホテルで会い、北京情報をいろいろもらった。JETROの講義の話をしたら講師をよく知っているので資料をもらうとのことだった。
地下鉄で天安門へは建国門から3つ目だ。安いし景色も楽しめるのでタクシーの方がよいとの彼のすすめに従ってタクシーで北京へ行って後は歩いた。これが結構長かった。
天安門と天安門広場を見たが天安門広場はなんとなくパリのコンコルド広場に似ている。規模は違うが国威発揚の下心が見え見えだ。天安門にはエジプトから盗んできたオベリスクがないのがよい。
天安門と天安門広場
天安門から入り60元だして故宮博物館(紫禁城)に入った。どこもここも人だらけだ。人の入らない風景や記念品や記念館を写すのは結構大変だ。
午門(ここからが故宮博物院だ。衛兵交代の儀式も行われていた)
金水橋と太和門
太和殿(中国最大の木造建築物)とその前の広場及び水を逃がす豚の彫刻
とにかく広い。建物自体が大きい上に広場も非常に広い。北京通の人に真っ直ぐに歩いて建物の外観だけ見ればよい。中にはほとんど何もないから(中身は蒋介石が台湾へ持っていった)、と聞いていたが中央突破は難しい。
中和殿
保和殿
何回か迷った末に細い側道を通って御花園へ出て北の出口へ、へとへとになってたどり着いた。
細い側道
御花園(紫禁城唯一のお庭。石の配置や石組み、庭木の佇まいなど庭師がおったとは思えない、稚拙な庭だ。上海の豫園でもそうだったが中国人は庭とは建物の付属品であって主体は建物なのだ。石はほとんど火山で取れたままの姿だ。)
北出口近くの御殿及び御門(右の養性斎は退位した溥儀が英語などを習ったところだそうだ。ラストエンペラーでおなじみ)
神武門と景山公園遠景・塗りなおした門
通り1本挟んですぐ北にある「景山公園」へ行くつもりだったがなんとこのルートは閉ざされており1km程東へ歩いて歩道を渡ることになっている。規制が多い。それじゃタクシーでフウトンへ行こうとしたがタクシーが捕まらなかった。ここではタクシーを拾ってはいけないゾーンなのだそうだがそれまでは皆が盛んにタクシーに乗っていたが警察が来たのでタクシーも寄り付かず乗る人もいなくなった。