沖縄観光第4日目(最終日)

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今日は沖縄観光の最終日でだいぶ疲れてもいるので近間をめぐることにした。先ずはホテルから直ぐのところにある沖縄県立博物館・美術館を見ることにした。ホテルで大体の道順は聞いていたが曲がるべき交差点が工事中で、その一つ先で曲がったらとんでもない所へ出て来てしまった。それではNAVIで入力して行こうかと思いあらゆる方法で入力を試みたが駄目だった。沖縄県立博物館・美術館は昨年の11月完成でまだNAVIのコンテンツには載っていない事が分かった。地図を改めて見直し、遠回りしてやっと着いた。

沖縄県立博物館・美術館

美術館はなんということのない箱ものだ。何をイメージしてデザインしたものか定かではないが、お世辞にも美しい建物とは言えない。美術館の常設展示は美術的には価値のないものばかりだ。藤田嗣治の絵もあったが・・。これは戦争を告発するいわば歴史館だ。そう思えば苦にならない。戦争で苦しんだ人たちの現実の一部が絵と言う具象となって我々に迫る。息苦しいまでだ。

博物館は中々の力作だ。沖縄の歴史をこれでもかと見せ付ける。展示物も具体的で良く出来ている。お金を掛け過ぎではと思われる部分も多かったが、使うべきところへはお金を使うのが沖縄流?ここでもやはり気になったのは江戸時代から虐げられてきた沖縄の歴史だ。江戸幕府の後ろ盾で薩摩藩に武力で制圧された琉球王朝から始まり、明治時代の王朝解体(廃藩置県)、戦中の沖縄利用と本土決戦前段階での沖縄を盾とした戦術での民間人への犠牲強要等など、これでもかと思い知らされる。

こういった生々しい歴史のほかにも沖縄の自然や風土についての有益な情報が多い。沖縄観光の際にはここを見てから観光に出かけることをお勧めしたい。

次には近くにあるDFS(免税ショップ)を覗いて行こうと思っていたがパーキングの入り口が分かりづらかったのでやめにした。

JALホテル那覇グランドキャッスルで昼食を取ろうと考えていた。駐車場に車を入れてレストランへ行ってみたら2時過ぎてランチタイムは終わっていた。このホテルは相当傷みが激しく競争には勝てないと思った。ショップなども田舎のデパートのようにごたごた商品が山積みで20年前にタイムスリップしたような感じだ。昼食にも間に合わなくて良かったと思った。多分たいしたものはない。

県営の駐車場に車を止めて首里城公園で食事をし、写真を写すことにした。駐車場は3時間まで300円と割安だ。係員がいて鍵を預かり縦列駐車でスペース効率を上げている。駐車場の上のレストランでモツ定食(余り美味くない)を食べて、公園を回って写真を沢山写した。

早めにレンタカー返却の窓口に近いアウトレットモール「あしびなー」へ行くことにした。ダンヒル、フェラガモ、コーチ、クリスチャンディオール、最近亡くなったイブサンローランのアウトレットなどかなりのブランドが出ていた。ほとんどの店では2万円のシャツを5割引の1万円などと表示して売っていた。誰が買うか!!私はブルックスブラザースの真っ赤な帽子を2,100円で、ベネトンの面白い色のポロシャツを同じく2,100円で2枚、お洒落な赤い半袖のシャツをこれも2,100円で買った。琉球TVのサテライト・スタジオがあった。

ロイヤルコペンハーゲンの食器はだいぶ安く売っていたが重過ぎてお土産には向かない。多分宅急便で送ってくれるのかも知れないが時間もなかったので諦めた。ロイヤルコペンの食器は好みのアイテムなので一寸残念だった。

渋谷109でカリスマ店長で勇名を馳せた「エゴイスト」がここに出店しているのにはビックリした。アウトレットモールでは地元のリピータ獲得のために子供用の列車を走らせていた。涙ぐましい努力だ。多分ここはテーマパークなのだ。

羽田へは妻が迎えに来てくれていた。車で来たのかと思ったら途中母の病院へ寄ったとかで歩いて来ていた。一寸ガッカリした。高速バスでたまプラーザ経由であざみ野へ帰った。しばらく空けていたので、家が一寸かび臭くなっていた。