真鶴では昼食後、真鶴出身の画壇の大家「中川一政画伯」の美術館を見に行った。鬱蒼たる木立に囲まれた優麗な建物で先ず建物に感激した。入る前から写真を写しまくった。とは言っても館内は「撮影禁止」だ。監視カメラはあったが誰も居なかったので感激した絵画については若干写させていただいた。
力強い作品が多い。時代の風潮なのかも知れないが暗い絵が結構多い。画伯が晩年使われていたアトリエが再現されている。89歳でなくなる寸前まで使われていたキャンバスが書きかけのまま残り、沢山の絵の具がその当時の状態で保管されている。
書や陶器等も展示されていた。一芸を極めた人は何でも出来るのだと感激した。レオナルドダビンチやガリレオのような天才なのかも知れない。でも良く見ると書や陶器は面白いものはあったが一流の作家と比較しては気の毒と思われた。
美術館に隣接した画伯のアトリエがある岬の公園を散歩して、湯河原へ向った。
一号線で湯河原の表示があり右折したら程なく突き当たりになり、左右のどちらが湯河原とは表示されていなかった。臭いで左折したら当りだった。日本の道路標識はどこへ行っても最低だ。官が行っているからだと思う。来てくれなくても道に迷ってもなんとも思わない。観光立国は諦めた方が良い。下手に呼べば来た人に失礼だ。日本人でさえ分からないのに外国人が分かる訳がない。