知り合いの方からの紹介で矢持真希子さんのピアノリサイタル「TO POLAND(ポーランドに寄せて)」を聴きに行った。 彼女は御茶ノ水女子大を卒業して、シカゴ、ポーランドのワルシャワでピアノを習い続けている異色のピアニストである。
演奏曲目は以下の通りだった。
1.シマノフスキ『9つの前奏曲OP.1』より第7番 ハ短調
2.マギン『3つのポーランド舞曲』「マズル」「クヤヴィク」「オベレク」
3.マギン『スケルツォ』
4.マギン『ピアノソナタ第1番』5.ショパン『幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61』
6.ショパン=マギン『マズルカ ヘ短調』
7.ショパン『バラード第3番変イ長調Op.47』
8.シマノフスキ『変奏曲変ロ短調Op.3』
■アンコール ショパン『練習曲第3番ホ短調「別れの曲」Op.10』
シマノフスキもマギンも聴いたことのない作曲家でどんな曲か見当がつかなかった。実際に聞いてみると「超絶技巧練習曲」で、すごいと思った。あまり楽しいとは思われなかった。
私は文字通り音楽を「音を楽しみたい」と思って出かけたので正直いって余り楽しくはなかった。
ショパンの『幻想ポロネーズ』で一寸元気になり、アンコールの「別れの曲」で更に元気が出たが、もう終わりだった。
一般の聴衆を相手にコンサートを開くのであれば、独自性のあるプログラムと俗受けするプログラムの程良いミックスが必要だ。