講義写真
千代田地区地場産業と大学とで産業振興と起業を考えるための「エドバレー大学講座」に明治大学のアカデミーコモンで参加した。
テーマは2つあった。
1.江戸の伝統工芸の「手拭の話」
2.浅草寺について
「手拭の話」
代官山に「かまわぬ」が手拭ショップをオープンして若い人に人気を博した。それから一種の手拭ブームが起きたそうである。但し、「職人の技」に依存している部分が多いので急に増産を掛けることは出来ないそうだ。
■手ぬぐいの生き残りの道は以下の通りである。
・消費者への直販(インターネット)・根強いお祭り需要への対応・顧客オリジナルデザインへのインターネット活用での対応・手ぬぐいの手作り体験教室
江戸文化と京文化との比較
江戸風 京風
コンセプト 粋 雅
ルーツ 庶民 公家
系統 日本オリジナル 中国・韓国
色彩 インディゴブルー 多色系
染め 小紋 友禅・刺繍
「浅草寺」
江戸時代浅草寺は一種のテーマパークだった。神仏混交でしかも、「楊枝売り屋」と「揚弓場」が沢山あり、そこには見目麗しい乙女がいて春もひさいでいたそうだ。「お伊勢さん参り」と同じで、そこには「敬虔な祈り」と極めて「俗物的なセックス」とが巧く混合された巧みな「マーケティングミックス」がそこにあった。