今住んでいるマンションの周りは建築・建築・建築でスゴイことになっている。前後左右全てが立替だ。既に出来たものも、完工間近のものも、建設に入ったばかりのものも、これから壊しに入るものも全てが同時並行で進んでいる。まるで建築のハウジングセンターの中へ舞い込んだみたいだ。
完成した建物、完工間近、着工したばかりなど様々な建設模様。完成すると立派になり過ぎて昔の状況を思い出せない。
しかし何よりも困るのは朝早くからの騒音だ。建築業の人たちは騒音にはほとんど気配りなどない。野中で行っている感覚だ。後2年くらいは続きそうだ。それにつけても不思議なのが東京都の行政のあり方だ。パリでは23区内には1戸建ての家は許されてない。多分1900年のパリ万国博覧会くらいからだろう。
しかし東京では都心の中核である千代田区のこの辺、富士見でも麹町でもいまだに1軒屋がいくらでもある。それも相当古くてぼろいものだらけだ。金のある人は既にマンションなどに立て替えているからかも知れないが。
古い家がまだまだある(真ん中の駐車場になっていたところの向こうには三菱地所がマンションを建築中)
不動産ブームにも持ちこたえてきた豪のものだから結構しぶといのだろう。個人企業の説得では歯が立たない。税務上とか相続上とかで土地を放出させる必要がある。それを行えば東京23区内には幾らでも土地はある。活用度が低いだけなのだ。ここでも突き詰めると「政治の貧困」が顔を出す。