月一開催の第7回SIビジネス委員会が開かれた。今回の参加者は比較的少なく15名ほどだった。主たるテーマは3つだ。
1.沖縄電力データセンターのワンストップサービス紹介
2.アドラックスから葬儀・法事整理システム「ルミナス」紹介 同じく「上場企業向け勘定組み換え経理システム」紹介
3.今後の進め方について(そろそろ期末なので)
■以下に少し詳細に紹介したい。
1.沖縄電力のデータセンター
沖縄電力がそのIT関連企業のグループ力を結集してワンストップサービスを展開している。センターは浦添の発電所の敷地内にありセキュリティは万全だ。IT関連企業は沖縄グローバルシステム、沖縄通信ネットワーク、ファーストライデングテクノロジー、インデックス沖縄の4社があり以下のサービスをシームレスで展開している。
(1)データセンター事業
沖縄は元々地震の少ない地域であるがメッ震構造の専用ビルがあり本土のバックアップセンターやデータバックアップセンターとして活用されている。経済産業省他のバックアップセンターにもなっている。
(2)コンタクトセンター事業
顧客対応から事務処理機能まで幅広く対応が可能である。東京から沖縄までの回線は国策及び県の補助で只なので回線費用を気にしないで沖縄の低コストコールセンターサービスを首都圏からも受けられる。
(3)Webシステム開発事業
パソコン、携帯の開発実績が多数ある。
(4)サイト企画・運営事業
物販サイトの運用など多数。沖縄電力のホームページも作成。クリエータがおり質の高いコンテンツを作成できる。
(5)コンテンツ制作事業
PCサイト、携帯電話コンテンツ作成。セカンドライフ、サウンドコンテンツ、画像コンテンツなど全てに対応が可能である。
2.アドラックスから葬儀・法事整理システム「ルミナス」
(1)「ルミナス」
亡くなってから家族があわてないように生前のお付き合いや亡くなった後の連絡や葬式法要のスケジュール、香典の金額入力や香典返しなどがスムーズに運べるように生前に入力しておくシステムだ。死に行く人のどの位が利用しようとするかは大いに疑問だ。USBメモリー1本で提供。中にROM(プログラム部分)とRAM(データ記録部分)が入っておりパスワードでセキュリティがかかっている。
遺言や財産の隠し場所などの情報入力機能はこれから追加する予定だそうだ。これからは財産争いはこのUSBメモリー争奪戦になる。税務署に奪われると大変だ。集中管理のメリットとデメリットが一緒くたになっている。
(2)「上場企業向け勘定組み換え経理システム」
上場企業の経理報告では小額の勘定項目は法制上「その他項目」へ纏めて入れることが出来る。しかし「商法ベース」と「証券取引法ベース」が異なっており面倒な計算が必要になる。この国では良くあることだ。会計士3人と一緒に開発しテストを繰り返して完全なものにした。売価19,000円。
3.今後の進め方
今までの延長線上の拡張と新規企画で「SIビジネス委員会」の生き残りを図る。
(1)Webでの情報発信計画した会員企業の開発実績などのホームページへの掲載を行う。
(2)会員以外にもオープンにしたプレゼンテーション活動来期はぜひとも確固たる委員間のアライアンス実績を作りたい。もしも出来なければ「SIビジネス委員会」は解散だ。
(3)参加委員の前向きな意識変革只情報を取りに来るのではなく積極的に何かアライアンスを組み、共同事業の出来る案件はないかと「鵜の目・鷹の目」で見て欲しい。やる気のない企業はサヨナラ。
(4)他の同様なNPOなどとの連携を模索
(5)沖縄電力なども入ってきているので地域を越えた連携も模索
(6)B2Bの提案だけではなく、B2B2Cを考えたマーケットを見据えた提案が必要
(7)営業力のない企業が多いので文教・医療・自治体などの入札案件も考慮する。これらの分野では一度実績が出来れば次の案件では必ず案内が来るので営業を待機しておく必要がない。営業コストはゼロで開発に専念できるメリットがある。
この後、10人ほどで近くの居酒屋で懇親会を行った。大いに盛り上がりオフィスでの会議にもまして相互理解やアライアンスの相互提案などで実質的で楽しく効果のある会になった。自社ソリューション、パッケージやSaaSサービスなどを持った他の会員のご参加も大いに歓迎だ!!「仲良くコラボ」が合言葉。