長谷川慶太郎の年次予測版は毎年年末に読むことにしている。今年は大掃除のために新年になってから読んだ。相変わらず威勢がよく楽観的なところが良い。
今までは「軽薄短小」が日本の強みといわれてきたが今年の年次予測書では「重厚長大」が日本の決定的な強みとして取り上げられている。
地球温暖化によるパラダイムシフトで、環境対応力が決定的に重要になったからだ。面白いのは今まであれだけ取り上げられていた「軽薄短小」分野については一顧だにされていないことだ。弱くなったところや駄目になった原因を探っても仕方ない面はあるだろうが、そこには日本特有の問題点や弱点が潜んでいるはずだ。民族性や経営上の課題など多くの示唆にとんだ指摘があるものと期待したが一寸当てがはずれた。
今年は季節はずれの風邪を引いてしまい1週間ほとんど何も出来なかった。健康のありがたみを身にしみて知った。