今日も10時にホテルへ集合して全員で海中道路へ行った。時間の関係で伊計島まではいけなかったが景色のよい所だった。途中の道路は街路樹が2重3重に道路を囲み自然一杯というか自然の中を走る感じだった。沖縄には多額の公共投資が行われている。その結果生活をするには極めて快適な環境がある。途中の海の駅で休憩してUターンして戻った。海の駅の2階には海の博物館があった。
他の人たちは今日で帰ることになっている。私は明日なので皆と別れて首里の中心で降ろしてもらった。金城の石畳道を下った。途中で樹齢200年とも300年とも言われている「大赤木」を見た。実に見事で精霊も宿るかと思われた。
首里殿(古民具と泡盛博物館とレストラン)
「大赤木」
その後観光本で見た「いろは庭」で昼食をすることにしていた。中々見つからなかった。やっと見つけて入ったらなんと普通の家だ。表札がかかっており居間みたいな部屋に通された。通されたといっても8畳くらいの部屋が玄関の隣にいきなり1つあるだけだ。1,000円の定食を頼んだ。まずくは無いが美味しくもなかった。トイレへ行ったら洗面所に沢山、有名人の写真と色紙が飾ってあった。「有名人もこんなに大勢騙されているんだな」と思った。もう2度といかない。観光案内本の欺瞞を肌で感じだ。
食後、下の道路でタクシーを拾い王家の別荘「識名園」へ行った。庭の綺麗などちらかといえば中国風の庭園だ。小堀遠州流の回遊式庭園とはまた違った趣がある。印象的だったのは池にかかる石橋の石があまりにも大きくて景観を壊している点だった。石の文化の沖縄では流麗で薄い日本庭園風の石橋は無い。
またタクシーを拾って国際通り近くの壺屋やむちん通りへいった。先ず「壺の博物館」を見た。とても立派なコレクションで参考になった。壺屋やむちん通りを端から端まで見て回った。人通りはあまり多くない。結構立派な陶器があった。シーサーの焼き物も多い。重いので小ぶりなシーサーを1対買った。
壺屋焼物博物館
壺屋やむちん通り
これも観光本に従って下町の代表「桜坂通り」を歩いた。散策と写真が楽しみだったが車の通りが多く、見るほどのものもなかった。単なる寂れた元歓楽街といった感じだ。戦後が息絶え絶えになって残っているという風情だ。
那覇一の繁華街「国際道り」ほこてん中で手品など
歩いて牧志公設市場へ行った。豚肉を中心とした肉屋さんとか熱帯魚風の魚を極彩色で並べた魚屋さんとか沢山あり、沖縄の人たちの旺盛な食欲や豊かな食生活を髣髴とされた面白いところだ。伊勢海老も沢山あり沖縄の経済的なリッチさも垣間見えた。県民所得では言い尽くせない経済の妙があるらしい。
生薬の店やその他実に多彩なお店が市場の周りにあり元気一杯のところだ。場外市場も面白い。
観ているだけで楽しくなってくる。また来たい。すぐ近くのJALシティホテルへ歩いて帰った。
今や沖縄名物となったガラス工芸(元は進駐軍のゴミのガラスを加工して置物なんかを作っていたそうだ)