桜の木を切ったのは誰だ?

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園芸の諺に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というのがある。梅は適当に切って整えてやらないといい植木にはならない。また桜は切ると伸び伸びした良い木にはならない。・・位の意味だろう。

今年最盛時の桜(残念だがもうこんな形では咲かない。年年歳歳花同じからズ。)

我が家では方針を転換して植木は前の公園の借景で我慢して、芝庭を復活することになり、それなりに努力してきた。桜の木は植えた時には直径5cm位だったものが今や60cmほどになって隣の階段を壊している。

借景(残った桜の大枝が結構邪魔だ。これを切るのは大事だ)

桜の木と階段、巨大な根っこ(この巨木によって階段は東へ15cm移動させられ、道からは10cm離された。道路側へ伸びられない根っこは庭を占領した。)

葉が庭全体を覆い尽くして日が当たらない。前の高圧送電線に接触して危険だ。隣の家の日照を大幅に侵害している。芝生を枯らした張本人でもある。以上が罪状。

裁断後のさくら(切り易い所から切ったので無様な格好になった)

などなどの理由で桜を少しずつ切ることにした。チェーンソーを借りてきて2段伸長の梯子をかけて登って切るのだ。地上から5mから6mもあるので正直怖い。枝の下から切込みを入れておき、上から一気に切る進む。上からだけ切ると途中で大音響と共に枝が折れてしまう。下からだけでは途中から枝の重さでさすがのチェーンソーも動かなくなる。

チェーンソーなどの3種の神器(チェーンソーはやたら切れるので恐ろしい代物だ。)

こんな簡単そうなことにも結構ノウハウは潜んでいる。職人は親方から時間をかけて伝承されるが素人は短時間の試行錯誤で身に付けなければならない。下手すると危険だ。

結果ごみ(20袋)と薪(実際は写真の2倍)が出来た。薪は災害時の燃料の備えとして活用予定だ。燻製作りのチップにも最適だ。