「COMPUTEX TAIPEI 2007」を詳細に見学した。以前はこの展示会で見つけたネタを元にアメリカ企業が版権を買い取り、自分の商品としてCOMDEXへ出展すると言われていた。しかし今見るとハードウェアの製品ばかりで、ソフトウェアには見るべきものが無い。
展示会光景
頑張るコンパニオン
面白い広告(文字どおり動く広告塔)
アプリケーションもパッケージもソリューションもサービスビジネスも無かった。高度なサービスビジネスが話題になるITの世界ではもはやハードウェアはどんな立派なものでもたちまち「コモディティ商品」になってしまう。台湾の企業はハードウェアのニッチ製品がやたら多いように感じられた。ICメモリーなどが手を変え品を変えてここでもあそこでも出てくる。4GBだろうが8GBだろうがあっという間に「コモディティ商品」になってしまう。
面白い光景
台湾はこのままではインドのIT企業に負けてしまう。インドのIT企業はその豊富な理数系の頭脳を活用してのソフトウェア中心に発展しており将来性が格段に大きい。下請けやアメリカ系の大企業の社員になってしまってもそのノウハウを活用して独立して「ITアントレプレナー」になる可能性が大きい。高度情報化社会では高度な技術とITノウハウを併せ持った企業や個人が主役だ。
組むならインド企業だと思った。台湾のハードウェアをシステムに組み込み、ソフトをインド企業と開発して高度なシステムを開発すれば世界で勝てる。だがそんなことの出来る日本企業がどの位あるのかは大いに疑問だ。
オマケ(展示会場となりの101階のビル、途中から先は雲で見えない)