台湾視察報告3 「屋台村で会食?」

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今日、JASIPAグローバルビジネス部会視察団のメンバーが着いた。そこで、ホテル「山水大飯店」で名桜大学の清水先生とも落ち合い、先生の案内で屋台村へ食事に行くことになった。生憎と大雨になり雷も激しくなった。駅から屋台村までずぶぬれになりながら走った。屋台村は結構混んでいて空席を見つけるのが大変だった。1軒の店へ入ったが十分なスペースが無かった。帰ろうとしたら店の人は諦めずに別の店へ全員を案内してくれた。多分仲の良い人が居るとか関係のある店なのだろう。こんな所にもしぶとさが垣間見えて面白い。

屋台村全体が異様に臭い。よく見ると「臭豆腐」なるものがこの匂いの犯人だ。そこで試しに食べてみることにした。結構美味かった。口に入れた時、鼻に来る匂いが結構きつかった。吐きそうになった人も居たくらいだ。鳥の首や内臓がその辺にザルやお皿の上に所狭しと並んでいる。勿論冷蔵ではない。これらも臭さの原因だ。魚も其の侭置いてあった。次の日は刺身が食べられなくなったくらいだ。

屋台村風景とデザートのマンゴーアイス(見本よりもずっと少ない)

デザートを食べ終わった頃合に停電になった。辺り一面真っ暗だ。誰かが携帯の電気で照らした。その内そこここでろうそくがともされてボーっとではあるがどの方面へ行けば良いのかが分かってきた。携帯の明かりと蝋燭の明かりで足元を心配しながら外に出た。未だ大雨が降っており、走って駅まで行った。

世界一のITハードウェアと屋台と停電が共存している世界は面白いのか怖いのか分からなくなった。台湾は九州の8,9割の面積で80%以上が山岳地帯だ。平地が少ないのでかなり地方へいっても集合住宅が多い。パーヘッドで見ると所得も外貨準備も世界的な水準で豊かな国(地域)だ。走っている車も立派だ。しかしバイクで通勤する人も結構多い。多分格差が大きいのだろう。