「 i ガーデン（旧国鉄貨物駅跡地）」の横展開と言うか「波及の第１波」というかの再開発「シティタワー九段下」|www.ct-kudanshita.comが完成に近づいた。元はかなり汚い外観と屋外立体駐車場を持った印刷会社の建物だった。新しくマンションを中心とする瀟洒な建物に変身した。
周辺の環境（大塚商会や日研設計、東京都のおしごとセンター）
周りの建物とのマッチングには一寸違和感がある。設計者の総合能力の問題なので仕方がない。今までは周りの景観に対して価値を引き下げる「外部不経済」の存在であったが、今回の再開発で周りの景観を取り入れて自分の価値を高める「外部経済」的な存在になり上がった。
隣の東京都のおしごとセンターと更にその隣の民営化したJRのホテルエドモントとの建物の豪華さの比較も見ていただきたいので写真を撮った。債務額の多い東京都のなんでもない仕事をしている「おしごとセンター」の建物の立派さや周りのオブジェなど都民の税金が使われていると思うと一寸癪だ。
大理石の凱旋門？コロンブスの卵？そして隣の採算を考えたメトロポリタンエドモントホテルの建物と税金で建てた採算を度外視した建物との豪華さの違いに注目
普通の家2軒分ほどの大理石のアーチや1軒分ほどのこれも大理石の卵など実に素晴らしい。古今東西歴史に残るような建造物は殆ど税金かそれに類する金で建てられている。納税者としては余り面白くない。しかもこの程度のもので歴史に残るかどうかは大いに疑問である。私は「卵」のそばを通るたびにバッシングの意味で2回ずつ平手で強く叩くことにしている。「パーン・パーン」と結構小気味良い音がする。