修善寺のワイナリーヒルへ旅行(その2:ワイナリー~修禅寺~虹の郷)

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朝食後、ホテル近隣の伊豆ワイナリーシャトーT.Sへ車で出かけた。これも志太さんの所有だ。富士山が良く見える広いブドウ畑の中に4階建てのシャトーがあり、3つのレストラン、蒸留所、醸造所、ワインカーブにワインショップまで揃っている。カリフォルニアワインの2本セットを4,000円で買った。一寸離れた「ぐらっぱの丘蒸留所」ではぶどう棚の下でなぜかバーベキュウが出来るようになっている。今は寒いので休業中だ。

伊豆ワイナリーシャトーT.S

ぐらっぱの丘蒸留所(中々お洒落なつくりだ。多分フランス又はナパ・バレーの手本を模して作ったのでは)

次に修禅寺へ行った。駐車場が心配だったが1時間400円の所が空いておりそこへ入れた。1時間20分くらいまではこの料金で良いと言っていた。桂川に沿って歩き、竹林の道、独鈷の湯(ただし今は足湯)、修禅寺へお参りした。割と小振りなお寺で名前の割には地味だった。桂橋を中心に赤い橋がいくつもあり、独特の風情を生み出している。やはり観光地にはこの様な小道具(結構大きいが)も必要だ。

桂川と桂橋それに竹林の道

独鈷の湯(ご覧のように足湯。かなり熱い)

修禅寺

最後に修禅寺「虹の郷」へいった。広大な土地にイギリス村、カナダ村、匠の村、伊豆の村などがあり、それに日本庭園、洋風庭園を配したテーマパークだ。日本庭園の一部にはこの地で湯治をした漱石の住いを移築した「夏目漱石記念館」があり、遺品・記念品などが展示されていた。胃腸の弱い私としても、胃潰瘍を患っていた漱石に親近感を持った。日本を代表する明治の知性にとって「明治日本」と西洋文明との葛藤は胃を弱らせ、死に至らせてしまったようだ。繊細なインテリに取って住み易い時代でも国でもなかったようだ。

イギリス村

カナダ村

カナダ村に隣接した温室(やはり冬場は寂しい)

イギリス村とカナダ村を結ぶ小振りな蒸気機関車

「虹の郷」は庭園を中心としているテーマパークであり、春や秋の花の季節に行くことがコストパフォーマンス上は必須だ。花も紅葉もない冬に行ってパークの評価をされては気の毒だ。でも通年でテーマパークを維持して同じ料金を貰うにはもっと工夫がいる。

洋風庭園

和風庭園