小石川後楽園で今年最後の紅葉を愛でる

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紅葉が未だ散らずに残っているかどうか確かめに小石川後楽園へ行ってきた。お天気が悪くて写真には不都合だったが散り際の美しい紅葉に出会えた。小石川後楽園のお庭としての偉大さをまざまざと見せ付けられた感じがした。春に良し、夏良し、秋良しで冬も雪でも降れば絶好の雪景色を演出してくれる。

昨日の夜ハイビジョンで金沢の「兼六園」を見たが大きいだけで、小石川後楽園の回遊式庭園には到底太刀打ちできないと思った。勿論兼六園には数回行って実物も見ているが。岡山の後楽園や水戸の偕楽園なども小石川後楽園から見ると広いだけで雑駁な感じがする。小石川後楽園の偉い所は比較的狭い空間により大きな宇宙(一寸大げさだがまあ世界と言った所かな)を濃縮して美しく詰め込んだことだと思う。

四季折々の変化や回遊するに連れて移り変わる眺望の変化は勿論のこと、木々の生長までも予測して設計されているように思われる。庭園のライフサイクルマネージメントだ。面白い。

(残念なことには同じNikonでも買ったばかりのクールピクスで不慣れなために写真の質(焦点や露出)が悪く小石川後楽園の凄さを切り取れなかったことだ。来年は一眼レフにしたい)