学習会で今の中国を学んだ

Pocket

月1回行っている相互学習研修会で「今の中国について」学んだ。講師は某商社で18年間中国に滞在したベテラン商社マンだ。

研修風景(平均年齢は結構高い)

一部は中国統計局編「中国統計摘要2006」を引いて話された。数字については我々が承知していることと大分違う所もそこここにあった。統計の誤差が10%くらいで更に「政治的訂正」が入るので「結果の誤差」は大きいそうだ。

党中央宣伝部(旧ソ連のKGB相当)には400万人もいるそうだ。あらゆる組織に中国共産党の党員が入り込んでおり、村でも中小企業でも外資系企業でも党員がいるそうだ。「24級制」があり党員には全て階級がある。故毛沢東が1級で、中央委員が5,6級、地方の市長が12,3級、宝山製鋼の社長が5,6級だそうだ。偉さがよく分からないときは何級ですかと聴くと良いそうだ。喜んで教えてくれる。

 「大清帝国」(やっかみも込めて今幹部に一番多い清華大学を指している。理科系が幹部の大半を占めている)、「北大荒」(北京大学は勢力がなく「砂漠化している」の意味。文科系が多い大学)しかし、政治上の難問が山積している現状から、次の世代の指導者は文系でなければ務まらないだろうと言われている。次は「北京帝国」「大清大荒」になるのかも知れない。