霞ヶ関・国会議事堂前の秋色

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仕事で外出時に車で霞ヶ関・国会議事堂前を通った。銀杏の木を中心に金色に輝き、まぶしかった。首都東京の輝きだ。信号待ちでデジカメで秋色を写した。

それにしても東京の樹木には驚きが多い。皇居前の松林はまあ良いとしても、純粋な西洋式建造物である迎賓館の庭が松ノ木だらけなのは解せない。和風ではなく洋風の庭園にしなければ収まりが悪い。

街路樹にしても何処に何を植えるかは結構大切な都市計画のマスタープランに入っていなければならない。樹木によって四季折々に景観が変わってしまうからだ。札幌のプラタナスや七カマドなどは結構風情のある秋を演出してくれる。東京はサクラと銀杏が多い。サクラの花は瞬間芸の世界だが、サクラの葉は春から夏にはみどりで楽しませ、秋には紅葉で彩を添える。公園には楠木が結構多い。大木になって格調あるビンテージな公園になる。東京にはけや木は割と少ない。大きくなりすぎるし、落ち葉の処理も面倒なのかもしれない。

東京はやたらと狭い。立体化に後れを取っている。活用度の低い土地が多すぎる。パリの中心では一戸建ての住宅は認められていない。東京では千代田区でも木造の2階建て一軒家が五万とある。規制すべき所で規制しないで、余計な所で利権に絡むとやたら規制が入る。これでは発展が無い。