「蝉しぐれ」を観た・・感動・涙・感動・涙

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昨日はというより今朝は午前3時まで仕事をした。今日の朝一番の打ち合わせ資料を作った。午前中で打ち合わせも無事終わり午後の一時を映画で過ごした。流行(もう大分旧い)の言葉で言えば「自分へのご褒美」だ。渋谷で「蝉しぐれ」を見た。

「蝉しぐれ」のサイト


明るい端正な画像は見ていても気持ちが良かった。日本の自然ってこんなに美しいのかと感動した。「早回し」での自然の移ろいも美しかった。しかし荘内の自然は超厳しいものでもある。話の内容も悲惨なものであった。侍社会の嫌なところ・良いところ(プライド。ただし、ほんの一部の人)沢山出てきた。今の日本に良く似ている。「禄でもない者」がマジョリティで、「誇りと大義に生きる人」は稀だ。

黒土監督は「日本人の気高さを描きたかった」と言われている。私などはへそ曲りなのかも知れないが文四郎とその父以外の人達の醜さ・卑怯さ・臆病さなどがとっても気になった。監督の趣旨には反するのかもしれないが「日本人って昔から駄目だったんだ」と思った。文四郎は例外だ。