小石川後楽園で秋景色を堪能

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午前中は寒く天候も悪かったので外出を控えた。昨日確定申告も終えてほっとしていた。午後2時頃から太陽が顔を出したので急いで小石川後楽園へ秋景色を写しに出かけた。もう一寸太陽が傾いているのとビルの陰になっている部分が暗くなっているのは一寸残念だった。

写真は何よりも光の芸術だ。幾ら腕が良くても光が思うようになっていなければどうにもならない。黒沢明監督は光待ちして何日もクルー全員を待たせたそうだがいい映画をロケで撮ろうとすればそんなものではないかと思う。これは不遜な考えでは無く、反対に腕の悪い我々素人写真写しとしては光を味方につけなければ何も出来ないということだ。

今日の後楽園の紅葉はすごかった。この世のものとは思えないほどの光彩を放っていた。太陽光と織り成す輝きだ。陽の当らない部分は頑張っていても実に地味だ。元々の葉の輝きは同じなのに・・人生と同じだ。同じ様な力でも陽の当る人と当らない人がいる。

小石川後楽園の秋景色は私と私のカメラにとって勝負のときだ。これを十分に美しく表現できなければ負けなのだ。あと75枚も写せる表示だったので十分だと思って、じゃんじゃん写していたら途中で「メモリー一杯のアラーム」が出た。仕方ないのであざみ野で写した分をその場で消した。残念だが仕方ない。それからまたしばらくしたら又アラームだ。結局120枚ほど写してしまった。傑作やいかに?