社外監査役を務める会社でファウンダーのお話を聞く会

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社外監査役を務めている会社でファウンダーのお話を聞く会があり、その後に懇親会があった。成城のお宅を引き払って、今は軽井沢にお住まいだ。軽井沢はもう大分寒くなっているようだ。

軽井沢から新幹線で東京へ通勤されている人たちの会があり、その会長に祭り上げられたお話や、軽井沢で「熊の学会」があり、ボランティアで通訳を買って出られた話から始められた。

軽井沢周辺には44頭の熊に発信機がつけられており、22頭程が今でも無線で発信しているそうだ。この様な面白いテーマで地元にコミュニティを作り、溶け込んでゆく様は実に見事だ。優れたコミュニケーション能力の結果だ。さすがはファウンダーと感心した。

昔の苦労話をてらい無く、今の中堅に対して「ハナムケ」として話された。今では中堅の企業になって幾分組織の壁が高くなっていないか、リスクをとるのに躊躇することは無いかを心配していることなども率直に話された。

開発型のこの企業では「何よりも研究所から競争力抜群のキラー商品を数は少なくとも良いので、継続して確実に生み出してゆくことだ」と明快なメッセージを送ってくださった。

「工場では5Sも十分に出来てなく心配だ」と私が話したら、「じゃー、それは一体だれに話したのか、何回話したのか、社長には何回話したのか」逆に聞かれた。社長にも2回ほど話ましたといったら、「実行するまで話せ」と怒られた。現役に帰ったようなすごい剣幕をされていた。社長現役の頃は存じ上げていないがどんな凄い方だったのかと一瞬思った。きっと怖い社長だったに違いない。「ぼやいても何にもならない」とまで言われてしまった。

それで無くとも「物言う監査役」として煙ったがられているのに、「これ以上に」何処までやるかは結構難しい問題だ。こんなことを言えば又怒られそうだが。