妻の誕生日で四谷「オテル・ドゥ・ミクニ」で食事

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今日は妻の誕生日だ。3日前にネットで予約して「オテル・ドゥ・ミクニ」へ行った。「シェ松尾」も同じ時間にネットで見たら予約は5日前までになっていてもう駄目だった。

「オテル・ドゥ・ミクニ」公式サイト

「オテル・ドゥ・ミクニ」ではロゼのシャンパンとシャブリ及びサンテメリオンのワインをオーダーした。ワインリストが30ページほどもあり分厚かった。1銘柄につき1本づつのワインを揃えても大変な数だ。ワインセラーが見たくなった。言うのを忘れた。

ワインリストをしばらく借りたままにしておき端から端まで丹念に読んだ。昨年行ったフランスワインの旅を思い出して結構楽しめた。地方(村)によっては4,5ページ分のワインが揃っていた。5千円クラスから20万円クラスまでだ。

フランスのワイン産地の中でも特に気に入ったのがサンテメリオン村(世界遺産)とアルザスのコルマール(美観地区)だった。サンテメリオンのワインを先日の監査役懇親会でオーダーしたら評判が良かった。今回もソムリエと相談を重ねた結果サンテメリオン村の特級の更に上のワインを選んだ。名前は忘れた。いずれもハーフサイズ(2人だから十分だ)で1万円クラスの程よい値段だ。安心して飲める。料理は「日替わり定食」にした。

アラカルトはやたら高いのと量が多いのがイヤだったので定食にした(後でホームページを見ていて知ったのだが、アラカルトは量が多いので半人前を勧めていた。量も料金も半分だ。一寸失敗)。定食には余り力を入れていないのかも。これだけで評価をされては困るのかもしれない。もしその様なことであれば定食はやめるべきだ。

料理の味は上の中位だ。美味しいことは美味しいがついつい行きつけの「クイーンアリス」と比較してしまう。「クイーンアリス」の方がパフォーマンス/コストでは格段に優れている。値段の話ばかりで恐縮だが「クイーンアリス」では+の付かない普通の料理だけを選べば7千円台で食べられる。フォアグラやトリュフなどの食材を使った料理を選んでも1万5千円くらいで食べられる。「クイーンアリス」は結構支店が多いが何処の店でも味は「一定以上の水準」だ。

しかし「クイーンアリス」とは別の客層を狙っているのかも知れない。来ている客はその様には見えず、ビフォアタックスの客が多いようには見受けられた。だがそれでは今流行の言葉で言えば、店の「品格」が下がる。

オテル・ドゥ・ミクニも料理はともかくとしてデザートやチーズが美味しく品数も豊富で結構楽しめた。デザートコースになってようやくオーラが出た。ギャルソン達やソムリエの対応も素晴らしかった。トイレも清潔で綺麗に花が生けられていた。フランスではミシェランの覆面評価者が料理は勿論のことトイレから花から壁の絵・サービスの質まで評価するそうなので三国さんはその辺の呼吸は心得ておられるようだ。

玄関から入るとシェフたちが働いている厨房の前を通って食事の場へ入るようになっている。帰りもそこを通って帰る。コモリ勝ちになる料理人達に「現場感覚」を持たせるためと思われる。帰りには全員へ「ご馳走様」と言って通ってきた。反対に「この程度の客か」なんて思われると「手抜きされたりして」まずいのではと思った。

オマケ(誕生日プレゼント)

スワロフスキーの花、ファンシーギフト、ブーケ、ワイン、かばん