今日午後2時から新宿のNSビルでNPO法人「FROM沖縄」主催のUターンIターン推進のプレゼンへ参加した。
新宿NSビル(手前、向うは都庁)と「FROM沖縄」の看板
この組織ではJASIPA沖縄支部副支部長のGNA宮里社長が中心的な役割を担っておられる。80名ほどが出席されていた。盛会だった。
1.挨拶と事務局説明
宮里さんが会の趣旨と事業の概要を説明された。県外の団塊世代や若年層をU、Iターンを促して、沖縄のIT産業を育てるのが狙いだ。その後担当の方からホームページを見ながら具体的な説明があった。
2.事業の具体的な取り組み説明
「FROM沖縄」推進機構事業推進員の眞榮城さんより具体的な説明があった。
3.ビデオ「沖縄のまちなみ」
NHKと共同で製作したハイビジョンの沖縄紹介のビデオが上映された。思わず行きたくなってしまうような内容で素晴らしかった。やっぱり沖縄は観光の島かな。
4.沖縄県の情報産業への取り組みについて
再び宮里さんが県の施策・支援制度について詳細に話された。
5.その他
関東沖縄IT協議会(KOIT:沖縄出身で関東地域でITで成功した経営者の会)の重田会長からご挨拶があった。創業29年のIT企業で東京で200名の社員、沖縄でも25名雇用している。沖縄社員は全員が東京からのU,Iターン組。沖縄に永くいるとどうしても生産性が落ちる。継続的に北風に当てる必要がある。また沖縄の仕事には(一過性で)継続性が無いので、東京から絶えず仕事を持ってくることが必要だ。
GNA宮里さん、事務局職員、KOIT重田会長のプレゼンと挨拶
6.質疑応答
Q1.U,Iターンの目標が年10名前後では少なすぎるのではないか?
A1.内々ではもっと多くの目標を立てている。目標管理上この数字にしている。(納税者を前にして大胆かつ正直すぎる回答だ)
Q2.沖縄で生まれ育った人を大学・高専・高校とうでシッカリと教育した方が中・長期的に見れば良いのではないか?
A2.今までは何故か教育者からのIT教育に対する賛同が得られなかった。今後更に話し合いをもつことにしており、11月8日に専門学校との協議が予定されている。
私もJICAの国際センターとの協力体制の構築と沖縄県人のよさでもあるスローライフ(但し負の面を言えば、会議に1時間も遅れて平気で出てくるなど)がIT産業の納期の厳しさとマッチングしないのではないかと指摘した。